コーヒーカップに頭を填めて雲を観る
黒雲がところどころに混じった丸い空
白い雲 黒い雲 茶色い雲 赤い雲
僕にしか観測できない唯一の空
あれは綿飴かもしれない
あれはアイスクリームかもしれない
あれは龍の尾かもしれない
あれはヒツジかもしれない
この冷たいフリスビーの上は冷たい
このアンチ猫背イスは苦しい
とても苦しい 痛い 痛い 尾骨に来る
クッションが欲しい
尾骨に優しいクッションが欲しい
頭を填めているうちに
雲の羊を数えているうちに
白かった空は 黒くなった
暖かった空は 冷たくなった
お金を払おう 頭を戻して
代価を払おう お目目を戻して
子供料金 500円
ゴーカートも乗りたかった
トイレは狭かった
作品データ
コメント数 : 1
P V 数 : 914.8
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作成日時 2020-11-27
コメント日時 2020-11-27
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/31現在) | 投稿後10日間 |
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閲覧指数:914.8
2024/12/31 02時42分44秒現在
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カフェなどでくつろぎ飲む一杯のコーヒーの安らぎは大人のたしなみの一つかと思いますが、遊園地はやはり子ども仕様みたいですから、コーヒーカップなる遊具が止まれば狭いトイレや料金の対価に引き戻されてしまう、悲哀に近いものを感じさせるようです。
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