おかあさん
無口になった背中を
私は見届けるしかできないのでしょうね
薄い身体を摩る手のひらを拒絶し
呼びかけを切り落とす あなた
おかあさん
肩の荷を降ろしたのですか
少しだけ首を傾げた清い清い眼で
そこをみつめている
あなた、ゆらゆらとゆれる野の花
おかあさん
おかあさん
おかあさん
おかあさん!
わたしのカタチではなかったけど
でもあなたは私を正しくアイシテいた
はじめて聞いた告白で
私、はあなたにサヨナラができる
約束の指がベルを鳴らすその日は
張り付けた青い空でなく
囁く雨がよい
明るい陽射しは深い影を刻むから
だから、あなたを攫いに来るその日が
さめざめと泣く女の横顔でありますように
作品データ
コメント数 : 1
P V 数 : 1329.9
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-11-21
コメント日時 2020-11-23
#ビーレビ杯不参加
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
| 平均値 | 中央値 |
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
閲覧指数:1329.9
2024/12/22 01時56分04秒現在
※ポイントを入れるにはログインが必要です
※自作品にはポイントを入れられません。
読んでいただきありがとうございます。 それだけで嬉しいです。
0