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光 音
光が見え 音が聞こえた 誰の目に耳に入らなくていい 光が音が 一瞬 この世界を満たす 何を感じ思う 怒りに心奪われ 悲しみに声張り上げる 鎮まれ 掌 合わせて あれは あれは 詩 歌 唄い 詠い 世界を揺るがした 兵士が 民衆が 政治家が 沈黙の声を上げ 天地が 海洋が 虚空が 見えない光を伝える なくなった者と残された者の 呪いを 発して散ったそれ自身の 悲哀を 詩 唄 歌う 詠う 複雑な空気の味を 感じた 鎮まり 掌 合わす 今は 鎮まり 掌 合わす
光 音 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 922.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-08-24
コメント日時 2017-08-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
中途半端で、ごめんなさい。共感詩です。 光と音、 消失する抱擁よ 声が痛ましく 詩を殺す 鎮めようか なれば死ねよと 兵士が、 揺さぶれば唄を 歌おうか、民衆よ 残虐であれ、 光さし、音が、 死なないような、
0三浦果実さん、こんにちは。 返詩ありがとうございます。 かなり動的な描写ですね。 自分は静的にしたので、結構な対比が。
0光と音。 題名からイメージするのは、花火、雷、爆弾・・・ 〈この世界を満たす〉この幸福感のある語感からは、花火を思ったのですが、続く詩行の〈怒りに心奪われ/悲しみに声張り上げる〉ここから一気に、爆弾のイメージに転化しました。 あれは あれは 詩 歌 唄い 詠い 世界を揺るがした この、ある種ロマンチックな把握の部分を、どう読めばよいのか・・・歌、唄の原初は、神仏への訴え、心の叫びである、と聞いたことがあります。人間の悲惨、不条理、苦悩を「うったえる」うた、である、のか・・・。 原爆に対する、戦争を終わらせるための必要悪であった、という立場と、人類、そして歴史に対する、言語道断の罪である、とする立場、その両極に引き裂かれた「人類至上初」の悲劇のことを想いながら・・・そうした、政治的な「うったえ」ではないのだろう、と思い・・・ 内容の重さ(兵士が 民衆が 政治家が/沈黙の声を上げ)(なくなった者と残された者の/呪いを/発して散ったそれ自身の/悲哀を)に対して、従来、用いられてきた「うた」の言葉の軽さ、を考えます。 鎮魂の祈りが、本来のうた、であるのかもしれない。恨みや憎悪を鎮める、それだけの力が、本来の「うた」にはあったのかもしれない。そんな本来の歌、に対する希求なのかな、と思うのですが・・・ 閃光と爆音に衝撃を受け、それもまた「うた」なのだ、と自身に言い聞かせながら、〈なくなった者と残された者の/呪い〉が鎮まるのを祈る、そんなイメージで読み終えました。 うた、を二つに割くように置く。この配置が、果たして効果を得ているか、否か・・・。 他の読者の意見も伺いたい作品です。
0まりもさん、こんにちは。 8月ですしこのような詩を書いてみました。 あと自分にはいつもどこかに鎮魂というのがあるようです。 フォーラムのkazさんへの返信で「何かを感じさせればそれは詩である」と書きましたが、ふと”あれもまさか、詩だったのか”とも思いました。 この世に現れるべきでなかったにしても、ではどうするのか。何を感じたのか。 自分なりに表してみました。 二つに割って表記したのは、それが自然のように感じてしまったのでそうしました。 (たまに二つに割った詩を書くのもあるんですが)
0花緒さん、こんにちは。 二つに割った詩は自分が書いたもの以外見た覚えないです。 探せばあるかも知れませんけど。 (このスタイルはバットマン・ダークナイトリターンズというアメコミ読んでいて思いつきました。アメコミはしばしばコマと文字が別々なので) ビーレビに投稿したものでは「ただ詩が」「死にて死に」も一応そうなりますね。 そうするのが自然に感じてやってしまっているのですが。
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