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窓
生きるなんてことは とても単純なのに、簡単じゃない 君が少しずつヒトらしくなると 僕はそう思う 泣き叫ぶばかりだった君が いつの間にか打ち上げ花火みたいに 笑うようになってた 何も捉えられなかった 純水の瞳は いつの間にか僕のことをじっとみていた これから少しずつ確実に変わっていく君の隣で もうあまり変わることの無い僕だけれど 君が何かをできるようになる度に 世界が少しだけ優しくみえる 君のために生きるんじゃなくて ただ、 君と行きたい場所が 君と歌いたい歌が あまりにも沢山、ありすぎるから 僕はまだ死ねないよ この世界は君が今見ているより ずっとずっと複雑で、広くて 時に汚れているのだけれど 君がこれからも自由で居られるように ありとあらゆる窓を開けておいて、 まだ薄いままの髪を風が揺らすから 広い芝生の上をスキップするように この下らない世界を謳歌しよう、愚かにも あの日ここに生まれ落ちた君へ とめどなく継った命の道を 先頭で、つかまり立ちで歩む君へ 嬉嬉として生きよう 何にも囚われずに この晴天の下で、愛を信じながら
窓 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1193.7
お気に入り数: 0
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2020-11-03
コメント日時 2020-11-11
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
よく読むと子供に対する愛情だとわかりました。 まっすぐでぶれない愛を感じました。生まれ落ち、生きていく命へのまっすぐな応援歌。 一つ一つちりばめられた比喩が美しい。 それが親が、子供に語り聞かせる秘密の約束のような雰囲気を作っている。簡単には理解できないけれども、いつの日か大きくなった子供がこの詩に励まされるのだろう。
1子どもを愛おしいという思い、守りたいという思い、この先一緒に笑顔の思い出を作りたいという思い、ストレートに伝わってきます。 いつか子どもは大きくなり、その姿にそれまでの願いや喜び、癒されてきた日々を思います。 それまでの道のりは決して楽しいことばかりではないけれど、この詩を書ける人なら大丈夫、そう感じました。
1とてもやさしい気持ちになれました。 ボブ・ディランさんの「Forever Young」を申し訳なくも思い出しました。 大事なお子さんに送る詩としてとても素敵だと思います。
1日に日に成長していく幼子に戸惑いや喜びを感じるなかで小さく語られる、親としての願いのような気持ちが深く込められた作品のように感じました。愛を信じながらという言葉にたしかな強さが表れていると思いました。
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