蒼い海に佇む灯台に立って潮風を受ける
此処は静かな夜に包まれて
私の水色のワンピースが揺られている
きらきらと光る海は私の傷ついた心を
少し解放させてくれるようだ
今はただ忘れさせてくれ
憶ひ出す時が来たとしても
回想すると其処にはあの日聴いた音楽が
延々と私の耳元で響いていた
歌を歌う、小さな声で
波の音と重なって私の歌声は夜に溶けてゆく
夜は巡り巡って、この灯台をも闇に包んでゆく
遠くに小さな光が見えた
ぴかぴかと光るそれは何かの暗号か
私は幼い頃に見た夢を想い出す
幸せな感情に包まれて、海のベッドで眠る夢
身体は宙に浮いて、くるくると回転する
オパールのネックレスが光を放ち私は空の階段を昇ってゆく
幸せな夢だ
私は自由だ
人生が夢だらけだった頃のように
思い通りに魔法を使ってみたかった
ただ今はこの幸せな感情に包まれていたいから
どうか忘れさせてくれ
それが辛く厳しい道だったとしても
作品データ
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作成日時 2020-10-29
コメント日時 2020-10-29
#現代詩
#縦書き
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2024/11/22 00時51分16秒現在
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