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そしてみんなドラえもんを見なくなった
むかしむかし、あるところに、おじさんとおばさんが、住んでいました。 ある日、おじさんは、街の、キャバクラに、おばさんは、工場へ、パートに出かけました。 おじさんの、名前は、のびお、といいました。おばさんの、名前は、しずえ、といいました。 しずえが、3時間、働いた、おかねで、のびおが、1時間、飲めるのです。 のびお、と、しずえは、夫婦仲が、悪く、めったに、口も、利きません。 そこで、のびおは、去年、奥さんに、逃げられて、独り身に、なった、ひとりもんの、アパートを訪ねました。 歩く、反面教師、ひとりもんは、ひととおり、のびおの、悩みを、聞くと、おなかの、ポケットから、ティッシュペーパーを、取り出しました。鼻を、かむ、ためでした。 ー結婚は生活、墓場は人生! ドアはいつでも開いていた。ぽかんと開いたのびおの口も。
そしてみんなドラえもんを見なくなった ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1200.9
お気に入り数: 1
投票数 : 1
ポイント数 : 11
作成日時 2020-10-15
コメント日時 2020-10-16
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 6 | 6 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 11 | 11 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.5 | 0.5 |
総合 | 5.5 | 5.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
スラップスティックですね。 「鼻を、かむ、ためでした」のところで笑ってしまいました。読点の多用が作中人物の戯画化と相まって良いのだと思います。 余談ですが、作者さんの過去作『カタコリーヌ』を読んだらさらに笑ってしまいました。
0rさん お読みいただきありがとうございます。 ドタバタ喜劇ですか。もうちょっと残念な作品にしたかったですね。最初に全てひらがなで書いたのですが、読みにくいので漢字に書き換えました。カタコリーヌさんみたいなのが、前のアカウントに10篇ほどあります。穴秋一で検索するともう一個同じ名前のアカウントがあります。
0前の作品も読ませていただきました。 電車の中でくすくすしながら読んだので不審者だと疑われていたでしょうが、みんなそれぞれ不審者の要素を1オングストロームくらい持っているのだというふうに思えば、不思議に肩の力が抜けて、肯定的に生きていこうと思えたのでした(何を言っているのかわからなかったらごめんなさい)。 ほとんどの作品に面白い要素はあったのですが、『正義の味方』が作品として無駄がないというか、とにかく一番良かったです。 過去の作品も踏まえた上で、今作に一票を投じたいと思います。
0お読みいただきありがとうございます。電車の中で読んで笑ってしまう人はいるみたいです。「正義の味方」の主人公はこの作品のひとりもんと自分の中のイメージでは被るところがあります。
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