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敵を倒す
あどけない、朝はもう来ない 表現的である必要もない 自分に熱中していた日のような そんな制限ももうない 寂しい。そう感じていると思う そうだろう? 無駄なんて要らないんだから 無駄を好いていたんだから 僕はもう、夢の中ですら魔法を放てない なんで火があがるのか 説明しなければいけない 知らない。 知りたくない。 少しでも義務になることを怖がっている。 そんなことより魔王を倒したいんだ 想像だにしないドラゴンが現れたら きっと倒しに行くだろう でも行き先はまだ迷っている
敵を倒す ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1222.8
お気に入り数: 1
投票数 : 2
ポイント数 : 0
作成日時 2020-10-14
コメント日時 2020-11-04
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
「僕」という言葉に街の匂いがする。 どんな話をしよう 気付かぬままそのフリで離れていても良いのではないか?約束ならば果たされるだろうから 時間が互いにあることと、そばにいれないこと タマシイの村 タマシイの町 町で出会った 聞きたい事ならいっぱいある何も聞いてこないから 普通に聞きたい 私は村に帰りたい 村に神がいて、町は町の神がいるだろう 相容れない 冷たくしてごめんなさい 私は村から始めて自分の町に行きたい それでもお喋りは止まらない 知り合った事は今までないというのに という文が、すらすら感じられる詩でした。迷っていたので助かりました。 私は自分の大嘘つきを認定して、佇んでいるので今も苦しい。肯定されず、責められている。理由がこれだけで良い事、これを書く。とりあえず、以上です。
0>なんで火があがるのか >説明しなければいけない この2行の攻撃力が凄まじいです。びっくりしました。一瞬、コンティニュー画面が脳裏をよぎりました。 「火があがる」のは呪文を唱えたからでもなければ、火の精霊を仲間にしたからでもない。「知らない。」と言ってはいるけど、きっとそうではないですね。たぶん、「ご飯よ!」っていう声がさっき1回聞こえていて、足音が近づいてくるまであと10分くらいなんだと思います。その10分の間に、急いで荒野から自室へ戻っていつもの部屋着に着替えます。そして、その人が部屋のドアを開けるときに見事に数式をひとつ解いてせます。これで、きっと敵は倒せますね。視界の隅に追いやった数学の教科書を燃やすにはマッチを擦れば良いのだけれど、それはしない。私もそうです。 「敵を倒す」と、決意ともとれるタイトルながら、「でも行き先はまだ迷っている」で締めくくっているあたりに葛藤や揺らぎが感じられます。また、ゲームやファンタジーをモチーフにした作品の雰囲気と相まって、若々しさがあって良いなぁと思いました。
0とても内向きな、簡単には手が出せない悩みを感じる。何処かに行きたいし、何かを倒したい、でもその何かが分からない。自分の中でもそのような悩みがあるのはわかる。でも誰にも言えない。 見守るしかないのだろう。応援する言葉よりも、ただ「僕」が自分の中を見つめ続けることで変わって行くのを待つしかないのだろう。
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