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20201005通告書 (徒然なるままの妄想白書)
通告書 貴殿は現代詩投稿サイト「B-極道」において余りにロマンティックな、余りにロマンティックな詩を批判や揶揄も顧みず再三に渡り投稿されました。貴殿はロマンティストでありながらツイッターではふざけて馬鹿げた投稿を繰り返し、またツイキャス放送ではリクエストなどに応じて音楽を流し冗談を言い合い、時にリスナーさんの駄洒落にバカ受けし、結果ロマンティストであることを巧みに隠ぺいしてきました。よって我々「B-極道」運営は貴殿が前衛詩人でもなく、現代詩界の先鋒を走っているのでもなく、極々普通のただの詩人であり、いい加減ご自身がロマンティストであることを認めていただきたく存じ上げます。ゆえにこの通告書を送付するに至りました。この通告書が届いて一週間以内にロマンティストであることを承認する旨のお返事がなければ「B-極道」より永久追放し、退会処分させていただく所存です。それではお返事お待ちしております。 田中バタフライ 彼岸島こより 切り裂きホームズ 炸裂太郎 一枚岩玩汰 ヴァギナ陽子 「B-極道」運営一同 Re.通告書 「B-極道」運営の皆さま、いつもお疲れ様です。お世話になっております。stereotype5508です。先ほど通告書をいただき正直戸惑っております。通告書を見る限り私がロマンティストであり、極々普通の詩人であることを認めよとのこと。でなければ「B-極道」を退会処分させられるとか。戸惑いと驚きで一杯です。なぜなら私は今自分自身のロマンティシズムとは一切関係のない視覚詩的現代詩の制作に取り掛かっているからです。以下にその断片を添えさせていただきます。どうかこの詩をご覧になった上で、私がただのロマンティストかどうか今一度ジャッジメントしていただきたく存じます。なお私stereotype5508が「B-極道」にお世話になっていこそすれ、何もマイナス感情を抱いていないことをここに付記させていただきます。 「田中のExcel」 ☆今月のトマトの売上 上旬 中旬 下旬 東シリアル店 152 130 78 東横溝通り沿い店 48 72 64 南果実通り店 201 78 45 三店舗合計 401 280 187 今朝がた観た夢*焦げついた半月* *凝固する沸点* 反転する地球においてミーム化した言語は増殖を余儀なく……ギギギ。 点と点を結ぶものは線ではなく情趣 月は綺麗だいい頃合い 陽が落ちる頃には 悪 今 か 光 い 童 も ら が こ 達 そ 僕 指示系統は今にも と は こ は し で 去 に 今 示 な っ い も すべては不死のため く て 気持ちは昇る 天「TEN」までも ☆来月の三店舗の予想売上 上旬 中旬 下旬 以下略 Re.Re.通告書 お世話になっております。「B-極道」運営です。返信確かに受け取りました。また同時に貴殿がただのロマンティストではない証左としての詩(と思しきもの)も拝見しました。しかし貴殿が添え書きされた「田中のExcel」なる作品だけでは貴殿がただのロマンティストではないとの証拠にはなり得ないとの結論に運営一同が達しました。結果議論の末、貴殿を永久追放処分とすることと相成りました。これは揺るぎない運営の総意です。それでは、失礼します。 田中バタフライ 彼岸島こより 切り裂きホームズ 炸裂太郎 一枚岩玩汰 ヴァギナ陽子 「B-極道」運営一同 Re.Re.Re.通告書 ファーーーーック・ユーーーーーーーーー 「B-極道」運営様へ stereotype5508
20201005通告書 (徒然なるままの妄想白書) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1849.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 6
作成日時 2020-10-05
コメント日時 2020-10-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 6 | 5 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 6 | 5 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
めっちゃ うけました。 わらいました。感想など 書けないです。力作だというのに(( ´艸`))
0るるさん、コメントありがとうございます!ですよね。面白かったですよね。自分でも書いてて面白かったですから。どうしてもう少しコメ欄が賑わわないのかな?と不思議に思っていたところです。難点があるとすれば「けいせいさん」というパーソナリティをよく知らなければ意図するところが伝わりにくい点、あとロジックにおいて若干爪が甘かったところだと思っています。いやー喜んでいただけて良かった。楽しかったですよね。ホントに。
0失敬。先のコメントはるるりらさんへ向けてです。
0沙一さんへ。「痛い」という感想ですが、これをナルシシズムと捉えずに面白おかしい作品、不合理な抗議に巻き込まれた話者の物語として捉えれば決して悪くはないのではないでしょうか。批判的な鏡像というのは私が悦に入っているという前提で書いておられるので、必ずしも当てはまらないとは思いますが。カフカの変身などは不合理物語の極致で外部の不条理さによって阻害されていく主人公が描かれているので、それに近い作品ではないかと思います。変身よりも城に近いかもしれません。
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