夏の陽焼けが残るこの腕で、彼女を抱きしめてみたいものだ
夏の陽焼けが残るこの首に、彼女に腕を回してほしいものだ
資本主義が秋を殺しかける 悲しいことだ。
――秋風が舞い込んだ実家の部屋
――夕陽に襲われるワンルーム
僕は子供でなくなった。
のぞむものは少なくない
金さえあれば、嘆く阿呆で街はあふれる
枯れ始める命…… 金さえあれば、
彼女に訊けぬ心が、まだ僕にあって
春を迎えて夏が過ぎて、秋が訪れた。
冬を越えてもまだ訊けぬかもしれない。
金さえあれば、
故郷ではきっと、インフラ整備された土地やら
そして肩身狭そうな田んぼからは、黄金の稲穂が頭を垂れる
悲しいことだ。
この陽に焼けた体こそ、僕の現代への怒り
彼女の凍てつくオーラで、僕を静めてほしい
作品データ
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作成日時 2020-10-02
コメント日時 2020-10-02
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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2024/12/04 02時31分09秒現在
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