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教室
授業中に 生徒の一人が血を吐いた 机の上に血溜まりができた 僕らがくるぶしまで浸かっても 彼は血を吐き続けて 教室は火の池の底みたいだ 先生がドアを開けるのが遅いから 僕は彼の血をたくさん飲んだ 溺れて死んだ者もいる 血が廊下へ引いたあと もう彼の姿はない 太陽が呪われたように浮かんでいた
教室 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1005.2
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-08-07
コメント日時 2020-08-16
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
どうも季節は夏のような気がします。呪われたように浮かぶ太陽や火の池という言葉から事象以外の外的な要因による暑さを感じました。「先生がドアを開けるのが遅いから」という表現で薄々「ここではない世界」があるのを知りながら「ここ」に耐えていた学生時代を思い出させてもらいました。
0最後の一節がとても印象的でした。呪われた太陽がどのようなものか、非常に気になりました。
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