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枯葉
本を読む 文字を目で眺める 指で本のページをなぞる 本を読む 本に書かれた文字を指でなぞる まったく理解できない文字を調べる 本を読む 昔読んだ本のことを思い浮かべる 昔読んだ本のことを思い浮かべる 使わない知識だ まるで枯葉のようだ 錆びてしまう知識 使わない言葉 現実社会で使わない言葉 枯葉は土に還る 栄養分になるのだろうか なっているとしかわからない 枯葉が土に還る 使わない知識に意味を求める されど錆びて 朽ちて 腐敗した金属のようになる 使わない知識を指でなぞる 錆びているからだろう 手に赤錆がつく 無駄な知識に意味を見出そうとする されど使わない知識に意味はない 今日も意味のないことを調べる されど心に枯葉が落ちるように栄養分となるのだろうか 昔に得た知識は意味をなすのだろうか 俺は思う 無駄な知識ほど心に栄養を与えるのだと されどそれは使わなければ意味のないことだと されど心に栄養を与えるのだと 俺は思う もっと現実社会のことを聞かせてくれ 本当のことを教えてくれ それが俺の知見に繋がる 俺は思う なああんたの経験を聞かせてくれ 俺にも恥ずかしい過去があるから その錆びた知識を 枯葉のような経験を 俺に聞かせてくれと
枯葉 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1521.9
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-08-01
コメント日時 2020-08-08
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
適切かは分かりませんがみうらじゅんさんの「正しい保健体育」という本を思い出しました。 始めは本のことなのですがだんだんと周囲の人に対する想いに変わっていったように見受けられます。
1覚悟を持った言葉、と表すのが今パッと思いついた感覚でしょうか。 無理に捻ったような文章もなく簡潔で、そこに好感が持てました。
1表現方法に驚かされました。 錆びた知識、確かに使われない知識はひっそりどこかへしまわれてしまう。 でもその知識は、自分の中から消えていくのではなく、養分の一つとして蓄積されていく。 とても良かったです☻
1この詩、好きです。 何かに共感しているのは分かりませんが。 ぱっと浮かんだ言葉は 言葉の限界、 人の共感能力の限界 犠牲者はいらない、 犠牲者は仮に必要であったとしても ないに越したことはない、と思いました。
1コメントありがとうございます。 本の知識から人間的な本質的な内容へ変化させていきました。 子供の頃は本にかじりつくように本を読んでおりました。 ですが大人になると私は本があまり読めなくなっていたことに気づいており、最近また本を読むことを仕出しその中で本から得た物が心に養分を与えているのかなと思い書きました。 あまりうまくは言えませんが無駄なことはないのかなと感じております。
1コメントありがとうございます。 私自身はあまり考えすぎると構成がおかしくなってしまうことに最近気づきました。 速筆で書いており、あまり推敲もしないタイプだと自分でも認識しております。 その中で自分がかける文字を選んでおります。
0コメントありがとうございます。 今回は自分自身が好きな金属の知識を入れてみました。 時たま仕事で学んだ知識が、プライベートに役立つ時があります。 それは学生の時に学んだ古い知識でも時たまぱっと蘇ることがあります。 無駄な知識がいらないという人もいるかもしれませんが全ては私の中でリンクしているのかもしれません。
0コメントありがとうございます。 私の中で人への理解ということが最近考えさせられることが多いなあと痛感しております。 今の世情を反映したわけではありませんが、その中でも人への心の向け方が大事なことだと思っております。 その中で無駄な経験はないと思っております。いろいろな人の経験があるからこそ社会が成り立っているのかなとまだ社会的には若造ですがそんなことを思いつつ、この詩を書きました。
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