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夏の骨格
短く刈り揃えられた、所々穴ボコの毛 盛夏の恒温動物が持つ苛立つような体温 少し強く握れば軋む肋骨と腰からのぼるはずれそうな背骨たち 彼の4本足は全て十分に細く 踵へと下る流線に沿って筋は疲れ、枯れ果てていく 彼は視線の行く先のわからぬ潤んだ眼で、何を嗅ぎつけたのか、勢いのまま爪が少し尖った前脚を私の腹のへその左右にかけ舌なめずりをした 舌は湿った鼻を潤している 彼の顔の毛もまた短く刈り揃えられている 果たして、彼はゆくさきの自らの死を知るか否か
夏の骨格 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1333.8
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ポイント数 : 0
作成日時 2020-07-31
コメント日時 2020-08-16
項目 | 全期間(2024/12/31現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タイトルに興味を持ちましたが、犬か猫でしょうか。せっかく夏の骨格とされたので季節の夏と獣がうまく重ね合わさるように書かれていたら良かったですね。
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