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羽虫と暮らす夏
自室に虫をわかせてしまった 飛び交う点の数は認識よりも多いものだ ゴミの嵩はいつの間にか膝より上になった 横たわり見上げ、浅瀬のようだと考える 引いたり満ちたりするものである この部屋の生命は何を食らって生きているのか 数年前、餃子に赤子を増やしてしまったが 代替わり 虫は短命であり 見送ることもなければ、迎えたこともない ひしひしと夏を越える 虫と私 触れるときだけ分かり合う気がする
羽虫と暮らす夏 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1084.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-07-18
コメント日時 2020-07-25
項目 | 全期間(2024/12/31現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
みつきさん、こんにちは。 前作の民謡調とは違って、とてもリアルな描写ですね。 ぼくがこの作品を好きだなあと思うのは、 身近なことを書いているように感じるからです。 おおむね夏の詩というと、 やれ風に漂ったり、やれ海に沈んだり、 星がどうの愛がどうの、難しい言葉を多用しながら ものすごく遠いどこかを書く方が多い気がします。 そういえば、ぼくの家も一度だけ羽虫がわいてしまったことがあります。 あれは排水溝からでした。 触れたとしても分かり合えませんし、本当に最悪でした。 そしてそれを詩にしようと思ったことはなく 目からウロコの作品でした。
0こんにちは。コメントありがとうございます。 虫をわかせてしまったり、ゴミ出しを忘れ続けてしまったりするときに、少し気が紛れる設定を作りたかったのですが 不衛生なだけの場を詩らしく書くのは難しいと思いました。 私は虫が好きなので、住人の生活の揺れによって、他の生物がわいたり消えたりするのも一つのサイクルで悪くないと思うのですが 共生したいというのも綺麗事ですし、家の中で発生させないのが結局お互いのためなんでしょうね。 遠くの話をしている詩は一年中多いと思っていますが、夏に増えるとなると、なぜでしょうか。 私も季節の傾向に気をつけて読んでみようと思いました。
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