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PICK UP - REVIEW

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たそがれに たれかある さくらのかおりがする

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誰かがドアをノックしたから

久しぶりにビーレビ来たんだけどさ

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あなたへ

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きょこち(久遠恭子)

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きょこち(久遠恭子)

冬の手紙

居場所をありがとう。

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きょこち(久遠恭子)

カッパは黄色いのだから

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もし、あなたが「今年は、十月が足りてない」と お感じでしたら、それは『十月の質』が原因です。 詩の中に身を置くことで『短時間で十分な十月』を得ることができます。この十月の主成分は、百パーセント自然由

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ベテルギウス。まずそれに注目する感性もですが、詩の内容が衝撃。 猫。木。家族。犬(のようなもの)。女の子……。など、身近にあふれている極めて馴染み深いものベテルギウスというスケールの大きいものと対比されているように感じられました。

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ずっと待っていた

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glass    

八角形のグラスが卓上にある。 液体が零れ落ちるその手前で 形状を保っている。 あふれそうになって 表面張力で保つ その膜が揺れる 六月に 数年まえの。多分 注がれたそのみず? は その形状を保ちつつ そこに置かれたままでいる 小さな泡が、 そのグラスの内側に貼りつき 埃にまみれて その状態で保っている 時間が止まっているのだろう。 もう だいぶ以前から。 ほんの少しの振動でも そのままの状態を 保てない きっと、あと少しの振動で 零れ落ちてしまうだろう 今でもその紫色の みず? は、あの部屋で グラスのなかにあるだろうか それ以来、 あのみず? の行方を知らない   。



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作品データ

コメント数 : 6
P V 数 : 1628.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-07-09
コメント日時 2020-07-10
#ビーレビ杯不参加 #縦書き
項目全期間(2024/12/22現在)投稿後10日間
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2024/12/22 01時56分50秒現在
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    作品に書かれた推薦文

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コメント数(6)
羽田恭
作品へ
(2020-07-09)

即興で川柳を。返詩として。 ギリギリで 心を保つ みず?の膜

1
ryinx
羽田恭さんへ
(2020-07-09)

コメントありがとうございます。 例えば日本のような海洋国家では、  みず?  がぎりぎりの境界線 。? なのかもしれません。 人はそれを海と呼ぶのかもしれません。

0
ふじりゅう
作品へ
(2020-07-09)

上手いです。 数年前からグラスに注がれたであろう水が、そのままの形で表面張力の状態を保っている。普通に考えると有り得ない状況ですが、 > 時間が止まっているのだろう。 の一文で、きちんとその違和感を回収出来ています。 違和感を回収すると共に、そのグラスの不思議な感じ、或いは紫色の水への興味関心、或いは無音の空間、或いは薄暗く埃に塗れた室内など、グラスに留まらない景色をこの1文のみで想像させることに成功していると思います。 > 八角形のグラスが卓上にある。 しかしながら、私個人としては、冒頭のこの文に勿体なさを感じました。一般的には丸いグラスが主に使用されていると認識していまして、八角形のグラスはそこそこ珍しいと考えますところ、またグラス自体が何の変哲もないように冒頭で描写してしまっているところ、八角形のグラスへ興味を湧かせるような、または明らかにそのグラスに視線が持っていかれるような動きのようなものがあれば、一味違っていくのではなかろうかと考えます。

1
ほば
作品へ
(2020-07-10)

いいですね。淡々と余計な感情を交えることのない素描。一連目の八角形のグラスは目に浮かぶようで良かったです。何処かでただ目的もなく存在して、自分とは無関係なものがある。意味などなく。色の扱いも含めて上手いイメージがうまく定着して、ひとつの空間をそつなくつくっている。

1
ryinx
ふじりゅうさんへ
(2020-07-10)

コメントありがとうございます。 空想の中の張り詰めた空間の中で、 その緊張感を、グラスから零れ落ちそうで、止まり続けている。 そういった架空のイメージを、もう少し架空のままで、細密さを増して描写してみたいと思ってみました。 僕としてはふじりゅう様の仰る勿体なさ、という指摘が とてもありがたいです。 けれども、 張り詰めた空間 (過去かもしれない) 八角形、 6 月 もう少し、数値を小さくしていきたかったようにも思えるのですが、考え過ぎると、「意図的」になるようにも思ったのです、が それは僕の技量不足です。 ありがとうございます。 視線、あるいは視点、動き、という御指摘が大変に印象的でした。

0
ryinx
ほばさんへ
(2020-07-10)

コメントありがとうございます。 今回は少し自分と距離を置いて、 心情というより、 文章として、作文として、丁度良い具合(難しいのですが)を少し考えていたように思います。 自分のすぐそばにあるものに眼を合わせる事が難しく、あるいは遠い 遠い観念のような情景に、近しさを感じる事もあるのかなあ、とふと思いました。 ありがとうございます。

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