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Untitled
水辺の傍で眠っていた よく晴れた空の下 亡くなった自分自身を見ていた 骨は物質ではない 波間に眠る君の 骨は物質ではない ある日。淡い、樹木の下で まるまった仔猫が とても幸せそうに じっと眼をとじている その気持ちの良さそうな姿を
Untitled ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2133.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2020-06-04
コメント日時 2020-06-15
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
はじめまして、即興的に綴ったつもりだったのですが、 改めて読み返してみると、なんだか微妙な感じ、 つまり自分で自分の文章がよく分かっていないような… コメントありがとうございます。 もう少しコツコツと練習をしたいと思います。
0楽しく拝読しました。 幽体離脱なのかと思える状況で、自身の骨を見つめる。1箇所「君」とありますが、君=骨、=自身と考えられますので、君という言葉は自分自身の骨に対しての呼称と予想できます。 一言で言うなら、映像に対しての感度が高い作品と感じます。これは、物語の流れの整合性といった事ではなく、色使いや視点の動き方が叙情的であり、「骨」などの言葉が出てきているにも関わらず、ホネホネしていない。要するに、明らかに人が死んでいるにも関わらず、映像的な暗い美しさが丁寧に描写されていて、イメージとして楽しめるレベルに仕上がっていると考えます。 他方、 > その気持ちの良さそうな姿を の締め方は、恐らく筆者が悩んだ部分であると考えます。流れを確認するに、「は」「は」ときて最後「を」となっているので、文脈的なテンポが崩されているのを、上手く調理が出来ていないように思います。「姿は」で締めて「骨は物質ではない」に暗に繋げる効果を用いるなど、何かしらキリッと決まる言葉が秘めているのではないか、そのように思いました。
1とても丁寧なコメントありがとうございます。 そして返信が遅くなってしまい申し訳ありません。 君、 骨 の部分は、 多分、自分自身ではなく 現実の、あるシーンをイメージしています。 けれどもその時の感覚を忘れたくなくて、 記憶に留めておきたいという感覚もあります。 まるまった仔猫もまた、 その頃に飼い始めた猫をイメージしています。 けれども その気持ち良さそうな姿をの を の部分は、なんだか中途半端な感じがします。 よくよく読み返してみると 冒頭の水辺からの、 よく晴れたへの流れも、ちょっと飛んでいる感じがしてきました。 やっぱりまだまだヨチヨチ歩きの初心者の文章に、ここまで丁寧にコメントして下さり、たいへんにありがとうございます。
0幽霊になったのかなと、直接的ですが、そんな風に感じ取りました。 水や、晴れた空、淡い、そんな言葉達から爽やかさを感じ取り、その流れの中に出てくる骨。白さが、鮮明に想像できました。 物質ではない骨には感情や魂が宿っているのだと、幽霊のような存在になって初めて気がつく。それは、自然と調和できるほどの有機的な存在であることを知る。 波間に眠る君を、生きている間は見ることは叶わなかったけれど、こうして感じ取れるようになった今、君の骨が物質でないのだと語れるようになれた。 解釈を飛躍させれば、子猫の姿に、自分や君の最期の姿を重ねているのかも、とか読めますね。 写真と作品の印象が、わたしは繋がらなかった(ぼやけているところに現実感の喪失を感じ取れたのですが)のですが、もしかすると、『ある日。』に繋がる道なのかも?
1幽霊って、いるのかなあ。 もしいるのなら、 僕もまた幽霊にになる時が来るのかなあ、 僕が現実に見た骨は、物質のように見えました。 その骨は、白くもなく、小さな茶褐色の塊でした。 それでも、ありきたりの表現ですが、 僕の記憶の中にはそのいきものの骨になる以前の 記憶が、ありありと残されています。 ありありと、残っているんです。 コメントありがとうございます。
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