悲劇のヒロインになりたくない
そう言っていたけど
悲しみが君を綺麗に見せること
知らないはずがなかった
ルール違反をとがめるような目
噛み合ってないまま ここまで来た
安売りされた女心に
割りに合わない夢をつぎこんで
対価を欲しがる僕と
まだ吸えそうな煙草を
絶ちきるように 突き放すように
灰皿に押し付ける君と
重苦しさに 行き場を失くした煙
ルール違反をとがめるような目
噛み合ってないからこそ ここまで来た
安売りされた傷口に
張り付いていた絆創膏も
君にとっては安物だったんだろう
酔いが覚めてきた君と
今だに酔いを引きずる僕は
同じお酒を飲んでいても
グラスに注いでからは 違う酔い方をした
静寂が見つけた音
換気扇の方へ 煙たい空気が
抵抗もなく吸い込まれてゆく
一人僕はどこへ行こう
今だに酔いを引きずる心で
シラフという 遠い意識まで
君がいないであろう その暮らしまで
作品データ
コメント数 : 2
P V 数 : 1148.8
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作成日時 2020-05-28
コメント日時 2020-05-28
#現代詩
#縦書き
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 0 |
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2024/11/21 21時09分57秒現在
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恋人との別れの予感、酔い方の相違。煙草を吸う女。新天地への期待とかはないのかもしれませんが、恋人こそが未だに新天地なのだと言っているようにも思えました。
0感想ありがとうございます。 そうですね、この詩を書いてるときはそうだったかもしれません。 いや、今もそうかもしれません。 読んでくださいましてありがとうございます。 意見を頂くことで整理できてる部分や気づかされることもあります。
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