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ぽっぽー
ああ、こんちくしょう 敷布団に携帯放り 横向きの体は仰向けにねじられた と同時に ガチャリッ ぽー ぽっぽー 才能ある鳩を見ると悔しくなるっぽー 自分にだってできるはずっぽー くるるくるっぽー ガチャリッ ぽっぽーありがとう 23時54分 鳩時計のぽっぽーは 煮えた嫉妬をつげて 白い壁によく馴染む 赤い屋根の木の小屋(アナログ時計)へと 帰っていった いったいいつからぽっぽーの時計が この部屋にあったのか 私は覚えていない
ぽっぽー ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1371.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-05-20
コメント日時 2020-05-28
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
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音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
作品を評価されないことってある けっこうデフォである その悲しみをぽっぽーに託した作(? かわいみあり 23時54分にでてくる当たりぽっぽーはまあまあ時計の才能ない むしろ24時のために時計に戻った説もあるが こんなの気休めにもならないんだけど 才能ってみんなあると思うよ 自分じゃ気づけないようになってるけど あとは運の問題かなぽっぽー
1面白いですね。個人的には唐突に出てきて、用だけ済ませて、さっさと引きあげたぽっぽーに「いったい何だったんだ???」と唖然としていたい感も強いので、《帰っていった》で締めてほしかったですが、最終三行を考えてみるに、語り手はもう覚えていないほど以前から、ぽっぽーとつきあっているようで、そうすると、やや「狂い」がでてきているのかもしれませんね。仮に時計自体がないにもかかわらず、語り手にはあるように捉えられており、語り手自身を慰めるものとして映っているのだとすると、笑い事ではない深刻な世界に入りこんだような気持ちになり、「よく見ると怖い作品世界」に思えてきます。
0悔しさや情けなさが極限までいくと、その極限に追い込んだ自分の生真面目さや真剣さが壊れて、喜劇的になってしまう自分がいる。 その喜劇性を、「っぽー」という言葉で表現している。 そこが上手く表現できている。 短い詩で、一瞬みただけではこの詩の良さを見逃してしまうかもしれないが、実に素晴らしい作品だ。 作品の軽さとは反対に、きっとすごく本気で詩に取り組んでいる詩人の姿が目に浮かぶ。
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