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たび人
さびた鉄橋を通り過ぎ 誰も居ない山道を歩む ときおり笛を吹きながら 川のせゝらぎに耳を傾ける (さくしゅく さくしゅく) 獣たちの作つた道に 木の実や果実が落ちてゐる こんなにも静かになつて 私はひとりのたび人なのだ
たび人 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1569.4
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 5
作成日時 2020-05-14
コメント日時 2020-05-23
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 5 | 5 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.5 | 1.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.5 | 0.5 |
総合 | 2.5 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
かなり上手い書き手の様に思いますので、引っ掛かった点をしっかり書きたいと思います。 まず、 >ときおり笛を吹きながら のあとすぐ >川のせゝらぎに耳を傾ける とあり、文脈としては「笛を吹きながら川の流れる音も聴く」ので、音と音が被ってしまっていて効果的とは感じません。どちらかというと、「川のせせらぎと笛の音色が混じる」光景と読めますので、そのような事実をベースに詩文を展開しないと、筆者が伝えたかった光景を人の情へ結ぶことが出来ないと考えます。 同様の理由、とまでは言えないのですが、後半 >こんなにも静かになつて は書き足す方がいいのではないか、と思います。静かというのは、現在の場所のことなのか?(いやしかし川のせせらぎを聴いていたはず)主人公のことなのか?(いやしかし笛を吹いていたはず)、と、冒頭から場所が移り変わっていない上にそれほど時間が経過した文面もないので、破綻しているように映ります。 私の個人的な読解としては、「静か」は「人がいない」「静かというのは主人公の内面的なことを指している」と考えました。その記述が今一つ足りなくて、どうとでも読めてしまうあたり、この一文は意味を広げすぎているのではないか、と考えます。 * 正直、一読して上手いなと感じましたので、気になった点を率直に申し上げさせて頂きました。高く評価しているからこその上記の評であります。是非とも次回作も読ませてください。
1コメントありがとうございます! 時系列などは普段気にしたことがなかったので、新しい視点として参考にさせていただきます。 「音が被っている」という意見は、側から見れば確かにその通りであり、ちゃんと推敲しなかったことが恥ずかしいです(どちらも別の時間ですね)。 時間の流れについては、とても興味深い所がありました。いつか散文詩などを書く際にも、役に立ちそうです。 読んで頂いて、ありがとうございました。
0何故かしっくりくるなーと思っていたら、無意識に出てしまっていました。よく見たらそのまんまでしたね……。 コメントありがとうございました!!
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