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トリッキーなことを思うが結局早めに考えることをやめてしまおうか
僕は突然トリッキーなことを思いつく。頭の中で混乱しながらもその感覚に心がおぼれてしまう。傍から見たらおかしいやつなんだろう。僕の頭のなかはまるで思考が何かに侵食されてしまったのだろうか。侵食する何かって何だろう。思考を侵食する何かってやつを形にしたいのかな。それを目に見えるようにしたいのかな。手で触りたのかな。ツルツルしてるのかな。ザラザラしているのかな。冷たいのかな。温かいのかな。触覚で感じたい。 とあるトリッキーなことを考え出したら止まらないんだ。だけどそのとある判断が正しいのかすらわからない。だって他人から見たら僕は頭がおかしいと思われてしまうのだろう。だって頭がこんがらがっているのだろう。突然泣いたり、笑ったりそんなことの繰り返しさ。とある考えが思い浮かんだら突然行動に移してしまう。人からどう思われているんだろう。そんなことの繰り返し。 でも僕にも人から言われて嬉しいことがあるんだ。トリッキーな行動で人を驚かせることが日常茶飯事だった。だけどそれを許してくれるものがあったんだ。それはね。それはね。トリッキーな何かなんだ。そいつが語り掛けてくる言葉が僕の心の重たさを軽くしてくれる気がするんだ。いや明確ではないんだけど。トリッキーな何かと聞かれたらすぐには答えられないけど。 結局答えは見つからないんだ。だけどトリッキーな僕を。僕を。許してくれるのは自分自身なのかなと思うんだ。だからね。だからね。このままトリッキーな僕を続けていこうかなと思うんだ。だからね。だからね。このままトリッキーなことを考え続けていこうと思う。そんなことを考えつつ今日もトリッキーなことが僕の背中を押し出してくれることに。 あ、忘れてしまった。
トリッキーなことを思うが結局早めに考えることをやめてしまおうか ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1376.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2020-05-08
コメント日時 2020-06-03
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 0 |
エンタメ | 5 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 7 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 5 | 5 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 7 | 7 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
いやなんの文章やねん! 笑 たしかにトリッキー でも読ませるね 最後まで読んだけどなんだろうこれは おもしろライティング賞受賞決定
1何が起こるか期待しているうちに、結局何も起こらないまま終わりまで読んでしまうというトリックにひっかかった感じです笑。と思いきや、下の方にもう一行あったという二段仕掛け笑笑。
1取り留めのない思考の繰り返しでトリッキーがトリッキーでなくなるかのような筆運び。気がつけば読み通して、最後の一行でくすり、としてしまいました。
1トリッキーという言葉を理解しているつもりでしたがこれだけ連呼されると、トリッキーって一体なんだったけと 辞書で調べてしまいました。 >傍から見たらおかしいやつなんだろう。 >だって他人から見たら僕は頭がおかしいと思われてしまうのだろう。 と客観的に自分を眺めながらも、トリッキーなことに取りつかれていく様子がとてもおもしろいです。 でも最後は。。なんだそれっ!と思いましたが、またすぐにちがうトリッキーを思いつくのでしょうね。
僕は個人的に「トリッキー」という単語が好きなんですけれども、こうまでトリッキーであることにこだわり、トリッキーを連呼されると妙なおかしみや馬鹿らしさのようなものが出てきてついつい笑ってしまいました。もしこの詩がトリッキーであることへの揶揄だったとしてもそこに嫌味はなく痛快に読めました。これからもトリッキーでいてください。僕もトリッキーであることを目指します。
1本当にトリッキーな人はトリッキーを自称しないのだよ。ちなみにわたくしはトリッキーです
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