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誰も見たことのない
増水して濁った川 複雑な泥の粒を誰も全部捕らえたことがない 闇の中に火花散る 抑えていた感情が空をつつく 美しい妄想に 私自身を感じるとき くだらないことばかり 自分の外側を覆うものを見るだけなら 緩慢な死に 心も身体も違うと言う 私の非日常にもまだ足りない もう一本だけカンフル剤をくれよ 遠く近く近く遠く どちらも誰も見たことがない 疑いを疑うなら天元から落ちる音と影 誰も見たことがないものを私が見たい
誰も見たことのない ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1093.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-04-26
コメント日時 2020-04-27
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
全部で九行、絞られていて緊密です。私にはできません。 内容的には、こういうのを形而上詩と言うのでしょうか、使い慣れない言葉ではありますが。間違っていたら教えて下さい。私は勉強中です。 一行目が最も分かりやすいですね。あとはちょっとよく読まないといけません。 「非日常」というのが手がかりになりそうです。非日常と日常、遠いものと近いもの、それらのあわいにある「誰も見たことがない」ものを「私」「が」「見たい」のですね。 すると一行目の「複雑な泥の粒」を捕らえられないもどかしさが伝わってくる感じがします。
1コメントありがとうございます。 緊密ということを考えると、文体とリズムやビートの関係を思います。 文体によって、リズムが生まれ、なぜかビートを感じさせる。 形而上詩というのには、あまり詳しくないのですが、書いているときに、題材として形而上のことを、使おうとする意識は持っています。 非日常というのは、日常が変わってしまうというようなことを、感じて書きました。 非日常も日常も、同じ世界に変わりはないけれど、人にとって、捉え方は違っていると思います。 「私」「が」「見たい」というところ、深く読み込んでいただけて、良かったです。 まさにそうした言葉遣いによって、表そうとしたところがあります。 私は現実の中にあるもの、またそれから何かを得ようとしている自分の中にあるもの、を捕らえられないもどかしさを感じており、きっと今日明日にでも捕らえたいと思っています。
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