in the bed - B-REVIEW
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ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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in the bed    

言葉足らずでいた 分かって欲しくはなかった 言葉ばかり見ていた それで良かったはずなのに 僕は春の眠りの中で生きる 夢の続きを夢に見る 冷めた心の中でさえ いつもふらりと舞い散るさ 遥か遠くで 淡い風に 霞む遠くへ 町の隙間に 君の涙が 春の眠りの中で生きる 夢の続きを夢に見る 絶えず心は揺れ続け いつも通りとはいかないさ 時の流れに 僕は急かされ 霞む昨日へ 夢の続きへ もう戻れないさ



in the bed ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1113.5
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2020-04-22
コメント日時 2020-04-22
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
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閲覧指数:1113.5
2025/04/11 22時30分39秒現在
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    作品に書かれた推薦文

in the bed コメントセクション

コメント数(1)
いすき
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(2020-04-22)

「もう戻れないさ」良いですね。過去と現在との間に感じる圧倒的な隔たりは、生活環境が短時間で激変しうる現代だからこそ、一層重要なテーマになるかと思います。こんな風に思っているのは僕だけかもしれませんが、「時と共に褪せてゆく」は、「エモい」とか「わびさび」とかっていうレベルを通り越して、なにかとても不安げで恐ろしいものに、時代を経て変わってきているんじゃないかなと思います。まあ、変化に対する不安はとっても普遍的なので、現代が云々というのはどうでもいいんですが、とにかく、「僕はそれだけこのテーマが大きいものと思っています」ということです。 たぶんなんですが、大きなテーマをそのまま語ってしまうと、ちょっと偉そうになったり、抽象的になったりして、伝わりにくくなることが多いような気がしています。むしろ、大きなテーマに挑むときほど、なぜそのように思ったのか、という説明が求められる気がします。 だから、たとえば第一連はもっとキャッチ―な方がいいかなと思いました。簡単にいうとアルファがベータをガンマした、のように、いっそ開き直って説明する一行を挟む、とかの工夫があった方が良いと思います。そうでなければ、たいていの読者は独白のスピードについていけないことが多い印象です。でも逆に言うと、今自分がどういう状況なのか、物語を使ったり語り口を変えたりして相手に教えてあげるだけで、急にお話を聞いてもらいやすくなったりするときがあります。そういったことも含めた修辞法、修辞技術なのだと思います。内容が良いので、あとちょっとの工夫で見え方が激変すると思います。 とはいえ、昔と違ってこういう詩を書くのはなんだか難しくなっているのが現状だと僕は勝手に思っています。また時代の話をしてしまうのですが、ようするに、50年くらい前には、「あの日」といって誰もがピンとくる「あの日」があった。「俺たちはどこにも行きはしなかった」といっただけで、どんな挫折かわかるような時代があった。それに対して、多様化し、辿る人生が細分化された私たちは、そんな明確なシンボルをそれほど多く共有してはいない、と僕は思います。だから独白の詩は一層難しくなっている気がする。でも、そんな状況だからこそ、普遍的なものがどこにあるのかを追及することは面白いし、うまくいったときには大爆発するポテンシャルがある気がする。 スミマセン、なんかわけわかんないことばかり書きましたが、興味深い詩でした。次回作が出たら是非読んでみたいです。

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