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海 (思い出)
セピア色した海岸に 古びた椅子が置いてある あゝその隣には貴方の影が 白いパラソル 日を透くキトン 砂と潮との擦り切れに あの懐かしの日は遠く......
海 (思い出) ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1955.7
お気に入り数: 1
投票数 : 0
ポイント数 : 10
作成日時 2020-04-19
コメント日時 2020-05-13
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 7 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 10 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2.3 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.7 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3.3 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
一覧を見ていて、「セピア色」に、わぁっ、となって来ました。 何故かその時の私はセピア色に対しエメラルドグリーンのような色を想像していたのですが、作品を読み通したときにいやいや違うだろうと元の黒がかった褐色のセピア色を認識しました。 すなわち、私は図らずも“あの懐かしの日”のその時の本当の海の色を最初に思い浮かべ、その後にその色が時間的に遠い色に変わってゆくということ目の当たりにしました。なんだか主人公と同じような回想をしたような気がします。 それ故か、この作品の情景がハッキリと見えた気がします。太陽は燦々しており光が溢れていて、だけども椅子は塩を浴びてボロボロになっていて、波も砂浜と海をサラサラと行き来するような、静かな雰囲気を思い浮かべました。 そんな情景は今や全てセピア色に染まり、遠い日と化してしまったのが悲しく、だけども情景は美しく、読んでいてなんだか心が潤されるような作品でした。私、この作品とても好きです。
1読んで頂きありがとうございます! 実は「セピア色」は最後の方になってから付け足したものなんです。回想だと伝える為には、懐かしの日だけでは弱いのではないかと考えたのですが、中々良い言葉が見つからない。それならいっそ、最初から印象を固定してしまおうと思い「セピア色」を使ったのですが、上手く功を奏したようで嬉しいです。 この詩では情景だけを書いて、主人公の思いや考えは除外していたのですが、寂しさや悲しさといった、最も表現したかった部分を伝えることが出来たので感無量です! 本当にありがとうございます!!
0ご指摘ありがとうございます! 言われてみれば確かに、行間の空きが目立ちますね。次に投稿するときは気をつけてみます。 廃校舎との関連性は、意識していたので、汲み取ってもらえて嬉しいdrす! ありがとうございました
0「あゝ」の使い方というのでしょうか。使い時。とても上手いです! 自分はこんな上手に短い刹那のように美しい詩は多分書けないので、嫉妬してしまうくらいシンプルに魅力を感じます。良かったです!!
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