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Cに寄せて
夜半、シャワーを肩に浴びながら 壁の泡を見つめて、考えていた いや、考えてなどいなかった 考えと呼べるものではなかった ただ宇宙を汚していた 何の役にも立たない憂いを 胸に引き伸ばしていた 私の「また会おう」が 嬉しいものなど居るのか 何の役にも立たない からっきしの私と 私は救えない 私は創れない 私は変えられない 吹き荒れる風を 止めることができない だから 「会いたい」と言われずとも せめて 「会わなきゃ良かった」と 言われぬよう 今はただ 固く扉を締めて 全ての顔から背けている そして これから先の海で いつか君と混じり合う時 「あなたに会えて良かった」と 言われる私で在れるよう 小指をとても大切にしている 顕微鏡でも見えない、 グラフにも表せない気持ちが いつか この嵐に打ち勝つことを 懸命に祈っている 閉じ切った箱の中 からっきしの私でも 遥かな君と祈っている 共に
Cに寄せて ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1252.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2020-04-08
コメント日時 2020-04-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
うーん、ちょっと私、が頻出していて独りよがりになってないでしょうか。あなたに会えて良かった、と言われたいという気持ちはなんとなくわかりますが。ただ小指をとても大切にしている、という詩句が頭に残りました。その辺り以外は同じ状況を違う言葉で繰り返しているように思います。ただ本心から変わりたいという気持ちを書いているのだというのは感じました。
1観賞・コメントをありがとうございます。 コロナ(COVID-19、タイトルのCです)が流行している中、自分にできることは何か、そして終息した後の世界の私はどうなっているか…。胸に湧いた想いを自分なりに残そうと詩に書き起こした次第です。 「独りよがり」という感想をいただいたのはとても勉強になりました。ここでの「私」が読み手に受け入れられなければ、詩のメッセージは全く意味を成さないからです。 「自分の価値、存在」に悩む姿を表す時、より自然に書けるように、 全体のバランスや内容など、今後はもう少し考えてみようと思います。 また「小指」の件に関してのコメント もありがとうございます。何もできない「私」でも、唯一できることですので、破らず生きようと思います。 改めて、観賞・コメントをありがとうございました!
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