思い出の解剖学 - B-REVIEW
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すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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思い出の解剖学    

真冬の鋭い風に晒した 両方の手のひらを持ち上げて そのあたたかな鮮血をすくい上げる けれども、見えるのは ただの空気の揺らぎばかり 通り過ぎて行く時間たちは 器用に意識の隙間を縫って 光る鱗粉を散らす では、光の届かぬ記憶たちは そのまま静かに朽ちて行くのか 違う、 遠ざかるだけが 思い出の本質ではない 人々は夢を見せられるている いつかの渡り鳥が運んできた細菌が わたしに優しい夢を見せる 熱病はじわりと過去をあたためて あなたに優しい夢を見せる 遠ざかるだけが 思い出の本質ではない



思い出の解剖学 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 0
P V 数 : 1223.9
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 4

作成日時 2020-03-08
コメント日時 2020-03-08
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性22
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント44
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性0.50.5
 エンタメ00
技巧0.50.5
音韻00
構成00
総合22
閲覧指数:1223.9
2025/04/11 23時21分13秒現在
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