ひぐれて - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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ひぐれて    

雨上がり響き渡る境い目 町と町の誤差ゆえの重唱それは夕暮れ讃歌 鞄にいれた筆箱はかたかたと鳴る 蟠りの水溜まりからは泥水が撥ねる 上空で烏は群れをなしてはお山に還る ほら こんなときなのよ 約束をおもいだすのは 小指のない約束の不確かさ 小指のない約束の不透明さ 小指のない約束のかなしみを 内訳は綺麗さっぱり忘れゆくのに 忘れたことは確りと憶えている 薄まってできたわたしたちは 夕暮れにだけそっと息をする



ひぐれて ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1450.9
お気に入り数: 1
投票数   : 0
ポイント数 : 3

作成日時 2020-03-05
コメント日時 2020-03-07
#現代詩 #縦書き
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性11
前衛性00
可読性11
エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合ポイント33
 平均値  中央値 
叙情性11
前衛性00
可読性11
 エンタメ00
技巧11
音韻00
構成00
総合33
閲覧指数:1450.9
2025/04/11 23時21分32秒現在
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    作品に書かれた推薦文

ひぐれて コメントセクション

コメント数(1)
夜野 群青
さんへ
(2020-03-07)

つい、〈小指のない約束〉の意味がまるまる伝わるかどうか悩んでしまった結果です。 日頃、詩を書く人は勘が鋭くてピンとくるのでしょうが、そうじゃない人が読んだらどうだろう、と、そこのところ懐疑的になってました。 というのも、私の意識に詩は誰のものか?という疑問がずっと胸にあります。 ここの掲示板に参加してまだ日は浅いんですけど、批評やコメントを読むたびに高尚すぎて気後れしている自分自身がいます。 なんでしょう、言葉は悪いけど「貴族の遊び」に感じてしまって……。 だから、つい過剰になってしまうのかな、と自分では分析しています。 しかし、沙一さんが指摘されたことも充分理解ができますので、ちょっと書き直ししたいなとも考えています。 コメントありがとうございます。感謝いたします。

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投稿作品数: 2