漂着 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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漂着    

ある寒い冬、海岸に赤子が打ち上げられた。それもトラックほどの大きな大きな赤子。目をしっかり閉じ、裸のまま深い呼吸を繰り返している。 寒さに震えながらも赤子は感じていた。思考や、意識よりももっと深い所で。 来たるカタストロフを。もたらされる悪を。この出来事がその前触れだということを。 野次馬達が赤子を囲む。彼らは気づいているだろうか? ニュースでも報じられる。『今日未明、〇〇海岸で大きな赤子が打ち上げられているのが発見されました。専門家の方の意見によるとこれは...』(ノイズ) そう、ノイズ。電波の調子が悪いらしい。もう始まっているのだ。 朝日が影を作った。


漂着 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 1
P V 数 : 1121.1
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 7

作成日時 2019-12-29
コメント日時 2019-12-30
#テキスト
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性33
エンタメ33
技巧00
音韻00
構成11
総合ポイント77
 平均値  中央値 
叙情性00
前衛性00
可読性33
 エンタメ33
技巧00
音韻00
構成11
総合77
閲覧指数:1121.1
2025/04/11 04時32分40秒現在
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    作品に書かれた推薦文

漂着 コメントセクション

コメント数(1)
左部右人
(2019-12-30)

短い文章の中での緊迫感の出し方が巧みだなと思いました。好きな作品です。映像化しても面白そうだなと。 舞城王太郎原作の「巨神兵東京に現る」(エヴァQ本編が始まる前に放映された映像作品)を想起しました。 ただ、この改行が果たして効果を成しているのかというと、、ない方が良いのかもしれないし、全ての文の間に空行を置く必要も ないのかなと思いました。どうでしょう、パッと読んだ印象ですが。

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投稿作品数: 1