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漂着
ある寒い冬、海岸に赤子が打ち上げられた。それもトラックほどの大きな大きな赤子。目をしっかり閉じ、裸のまま深い呼吸を繰り返している。 寒さに震えながらも赤子は感じていた。思考や、意識よりももっと深い所で。 来たるカタストロフを。もたらされる悪を。この出来事がその前触れだということを。 野次馬達が赤子を囲む。彼らは気づいているだろうか? ニュースでも報じられる。『今日未明、〇〇海岸で大きな赤子が打ち上げられているのが発見されました。専門家の方の意見によるとこれは...』(ノイズ) そう、ノイズ。電波の調子が悪いらしい。もう始まっているのだ。 朝日が影を作った。
漂着 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1068.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2019-12-29
コメント日時 2019-12-30
項目 | 全期間(2024/11/23現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 7 | 7 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 3 | 3 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 7 | 7 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
短い文章の中での緊迫感の出し方が巧みだなと思いました。好きな作品です。映像化しても面白そうだなと。 舞城王太郎原作の「巨神兵東京に現る」(エヴァQ本編が始まる前に放映された映像作品)を想起しました。 ただ、この改行が果たして効果を成しているのかというと、、ない方が良いのかもしれないし、全ての文の間に空行を置く必要も ないのかなと思いました。どうでしょう、パッと読んだ印象ですが。
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