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たった一人だ
中学の頃のあだ名はガリ勉アオムシだった 机によく落書きしたウニのプリズム幼生 中二病検査の結果は陽性 カフェに行ったら素敵な女の子がいたから 可愛いすぎるねって声をかけて コーヒーもかけた 妬ましさでモヤモヤしたからニコチン摂取 すしずめの喫煙所で見世物になって 緩慢自殺の罪の一端を担った 悲しさを形にすべく浜辺に足跡を残す 野良犬がとことこ、ついてきた ようやく俺になついてきたか 躾けた犬を、大嫌いなあの野郎にけしかけた あはは、よくやったぞ、愉快だ! 夕暮れの匂いを嗅いだ みんな誤解しているよ 優しい人とか、怖い人とか 明るい人とか、暗い人とか 俺が何人もいるみたいじゃないか 俺は間違いなく、たったひとつの人格だ 夕日が沈んで見えなくなった まだ、俺は俺と黄昏ていたいのに でも できたら 誰かと夕日を眺める日が来たら…… その時はそいつに、ただ一人の俺を認めてほしい
たった一人だ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1254.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 3
作成日時 2019-12-27
コメント日時 2019-12-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 3 | 3 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0.5 | 0.5 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1.5 | 1.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
矛盾に満ちた行為ばかりに見えますが。 人間の姿そのものかもしれませんね。 >その時はそいつに、ただ一人の俺を認めてほしい 寂しさ満たされなさ。 そういうのも表せたのはいいと思います。 いい締めです。
0自意識と承認欲求がこれでもかという程に発露している作品ですね。稚性を作品に昇華出来ていないというのが正直な感想です。
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