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消音の季節
横になって 指で描いた円の親しさに息を呑みました これが今日の足跡の最後ですと スタンプ押します 沿うものと沿われるものは 常に入れ替わり 沿いたい私は散る花に注ぐ風になりました 昼間見た子供の笑い声と一つになって 木蓮を桜と見間違えた 繊細さで補えない不況の20時に 足音を潜り込ませて どこまでもどこまでも顔を上げ続けました 船の端に結んだ、手
消音の季節 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1802.2
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2019-12-10
コメント日時 2019-12-12
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 7 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.5 | 1.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3.5 | 3.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
>木蓮を桜と見間違えた この詩句が抜群にいいと思うのですが、出すタイミングが遅いようにも感じます。タイトルは「季節」なので「どの季節」なのかが分からず、分からないままで読み進めるので情景が希薄に感じました。 引用を含めた最終連は魅力的です。1~3連目が如何に4連目へつなげられるか、が肝かなと思ったのですが、スタンプ、足跡、円、子供、など情報がかなり多く目が散ってしまうのがもったいないかと。
0全然実像を結ばない言葉たちであるが、選語センスが良いのか心地よく読める
0ふじりゅう さま この詩はイメージをただコラージュしただけで、連同士を響き合わせようという意識が希薄だったと思います。ご指摘ありがとうございます。
0渡辺八畳@祝儀敷 さま 実像を結ばないのが試みとして少しでも成功していたらいいのですが。
0全体的な音感はもちろんのこと、足音を潜り込ませて、の部分が特にいいと思いました。
0朔 伊織 さま 音感は大事にしたいと考えているものの一つです。読んでくれてありがとうございます。
0たもつ さま 丁寧に読んで頂けて光栄です。「落下していく感覚」、自分では気付かないものでした。この詩はあまりいい出来ではないと感じていた昔の作品ですが、投稿してみました。 球体に水を這わせるような感覚を持っています。今、ふと思いました。
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