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夜の来ない街
なあ友よ、ここに来いよ ここは夜の来ない街 煙の向こう。 朝焼けの絶えない街で窓際に一人立ち、赤紫の煙 燻らす ここは夜の来ない街。 黒く暗い闇の代わりに白い夜が包む場所 友よ。 唯一の親友よ。 君は今なにをしているだろう? 君は今も、あの夕闇の中でうずくまっているのだろうか? 君の心が朝を迎えていることを心から願う。 だがもし君が今もあの閉じられた箱の中にいるとするのなら なあ友よ、この街に来ないか? ここは夜の来ない街 ここは夜の来ない街 決して夜の来ない街 昔の話なんて煩わしいかい? それでも進むほど窮屈に思えるのならばどこで間違えたのかと振り返るのも悪くない。 強く思えどもあの頃は戻らないけれど 強く思い出せばあの頃に心は戻れる 大丈夫、夜は来ない。 だから暗闇は内側にしか存在しない。 怖がることはないさ。 友よ、この街の太陽は決して誰も見放さずにいつまでも地平に座り込むようにそこに居てくれる。 ここは夜の来ない街 ここは夜の来ない街 決して夜の来ない街 沈みきらない太陽がいつまでも俺たちを照らしてくれる お前が毎夜、自身とその取り巻く環境に悩み苦しむことはない。 儚く消えても夜は来ない だから友よ。 ああ友よ。 恥ずかしげもなく言ってしまえば親友よ。 この街に来ないかい?
夜の来ない街 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1336.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2019-12-08
コメント日時 2019-12-13
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 1 | 1 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
なぜ夜がこないのかという肝心なところの説明がないので、物語全体の説得力に大きく欠けている印象です。 ただ無造作に「夜が来ない」「太陽が照らしてくれる」「悩むことはない」といった抽象的な詩句がプットされており、詩文全体として何かを読者に伝えたいという意気込みを感じられませんでした。ありていに申し上げるなら、自己満足の範疇で完結してはいないだろうか、と感じるのです。 リフレインで行数を使わずに、そのぶん街にさらに迫っていく詩文で再構成する必要があると思料します。
0詩で何かを伝える必要はないというか伝えるものなどないと思う。何かの比喩であろう夜の来ない街、がリフレインされるが >黒く暗い闇の代わりに白い夜が包む場所 夜、来てるやんか。ひどく処理が雑な気がしました。 どうも本気で友に呼びかけるというよりは過ぎ去った過去を思い出しながらそれを愛でるように回想しているように思える。それが悪いとは言わない。そういう回顧をすることもあります。しかし、リフレインをするとしたらもう少し街を語り過去と往復した方が奥行きが出たのではないか、と思いました。 何より最初の白い夜でズッコケてしまいました。
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