別枠表示
狂った私の狂想曲
狂気を受け入れてくれよ 一緒に発狂してくれ 明日は来る明日は来るクルクル回る毎日 春桜散り 夏に線香花火は落ちて 秋に新緑は枯れ落ちて 冬溶けた雪踏みしだいた アスファルトはいつも日光を灰色に照り返す 狂った私がこちらを見て笑い返す 鏡を割って返り血で磨いたら普通に戻れるのかな 狂った男どもがこちらを見て笑ってる 触れて触れて気が触れて 夕立と一緒に誰かが全てを奪っていった また今日は雨だったね 洗濯物は乾かない 全て洗い流してくれそうだから 雨の中を歩いていこう 手を取って歩いてくれますか 一緒に歩いてくれますか
狂った私の狂想曲 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1819.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 4
作成日時 2019-11-29
コメント日時 2019-12-04
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 4 | 4 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タイトルいいね、おもしろそん。 と思ったが中身は狂ってなかった。 チョイがっかり。 >鏡を割って返り血で磨いたら普通に戻れるのかな この文から俺が見えるのは、狂ってしまいたい私、されど狂えない私。その辺、俺以外の読者にも感想を求めて、客観的に見ないと、言いたいこと伝わらないよ。
0舜舜様 ざらっと書いた文字にこうやって感想を頂けるだけでも嬉しい限りです。 そして、タイトルに惹き付けられてくださり、ありがとうございます!
0>全て洗い流してくれそうだから >雨の中を歩いていこう ここでとても心が動きました。 狂気を洗い流そうとするその所作も狂気の一つであって、締めくくりとしては最高に美しいと思います。 言葉が平凡なようにしていて実際は非凡な魅力を感じました。 自分には難しい題で、書けないと思いました。才能だと思います。
0せいろん様 ほんとに狂いそうな時に、思い描いた詩です ありがとうございます もはや書く時は狂気だったかも知れません いつも平凡と非凡は表裏一体であります
0結構好みな作品です。 主人公が自覚している「狂気」を、受け入れてほしいと冒頭で要求してしまう独善性や、春夏秋冬の切り取られた景色が全て終わっていく様であるところに作品の一貫した卑屈さを感じさせられます。 >触れて触れて気が触れて 気が触れて、と分かるのは後々正気に戻った主人公か客観的視点のどちらかで、ややワード選択がずれているような気がしました。冒頭で「狂気」と明言されているので、完全主観の病的な様をもっと色濃くしてもいいのでは、などと考えました。
0ふじりゅう様 「春夏秋冬の切り取られた景色が全て終わっていく様であるところに作品の一貫した卑屈さを感じさせられます。」 ここに着眼していただけるのは、流石というかありがたいです。 確かに触れての部分は校正の余地がありますね、私の悪いくせです 的確で優しい批評ありがとうございます
0全体を通して言葉の意味が前に出ていて、肝心の「狂い」が抑えられている印象がします。 本当に狂っている時は詩を書くことは難しい(詩を書くことに限らずですが)。だから書く時は書ける程度には狂っていないと思うのですが、そういう時に「狂っている」詩を書くということは、間違えば「狂っていない言葉」で書いてしまいがちになる、ということではないでしょうか。
0藤様 そうですね、発狂する手前でのその表現というのは ある意味凡庸である事の証明かと思われます。 その上で狂いをテーマにするのはちゃんちゃらおかしいといいますか、まあ、笑っちゃいますよね。
0