夏至 - B-REVIEW
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PICK UP - REVIEW

ことば

ことばという幻想

純粋な疑問が織りなす美しさ。答えを探す途中に見た景色。

花骸

大人用おむつの中で

すごい

これ好きです 世界はどう終わっていくのだろうという現代の不安感を感じます。



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夏至    

イヤホンをするとフィクションになって 朝歩いた倍の時間をかけて帰る 風で膨らんだカーテンに包まれて 街は誰かへのプレゼントになる 白鳥が羽ばたいて折り目がゆれる 草むしりした土地のにおいがする 上司がよこしたボールペンで 人の人生にレ点を打つ 監督、ここからは 長回しでいきましょう アイドルになったつもりで三歩前を 後ろ歩きしちゃった気分で 妖精がふれると信号が虹色になって 放り投げられたそばからランドセルが星になる 頭上をゼロ戦が飛んでいくと 教育がぱらぱら落ちてくる きくらげの卵炒めはおいしい ほめられたときのこと思い出して 弁当箱洗っちゃおっかなってたくらみながら みんな帰っているといいね


夏至 ポイントセクション

作品データ

コメント数 : 4
P V 数 : 1278.7
お気に入り数: 0
投票数   : 0
ポイント数 : 0

作成日時 2017-06-29
コメント日時 2017-07-06
項目全期間(2025/04/11現在)投稿後10日間
叙情性00
前衛性00
可読性00
エンタメ00
技巧00
音韻00
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閲覧指数:1278.7
2025/04/11 00時02分07秒現在
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    作品に書かれた推薦文

夏至 コメントセクション

コメント数(4)
完備
(2017-06-30)

作品と関係のないレスで申し訳ありませんが、もしかして藤崎原子さんですか?

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fujisaki fujisaki
(2017-06-30)

完備さん こんばんは。そうですね。でも原子って名前かっこ悪いですよね。藤崎って呼んでください。

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fujisaki fujisaki
(2017-07-02)

花緒さん こんばんは。 よろしければ「不思議」の中身が知りたいなと思います。ありがとうございます。

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まりも
(2017-07-06)

起承転結、その細やかなリズムで綴られていく進行に心地よさを感じます。 冒頭、日常から非日常・・・自分だけの世界、空想の世界にふわっと包まれる、連れていかれる、その感覚が、うまく表現されていると思いました。 〈街は誰かへのプレゼントになる〉夕方の薔薇色の光に照らされた街、あるいは、美しい夜景に見とれてしまう、そんな光景。その街で、上司とちまちましたやり取り、うんざりするようなルーティンワークをこなしていた、のかもしれません。 監督、と呼びかけるのは・・・すべてをフィクションの映画として、フレーミングしようとする意識の表れでしょうか。妖精が~の連は、空想全開、という感じですね。子供の頃の、夢想全開の時代に戻っているのかもしれない。 きくらげの卵炒め、なんとなくほっこりした日常への帰還。誰もが帰る先があればいいな、帰りたい家があればいいな、と思いました。そんな願いを、かすかに感じつつ。

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