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21ページ前の君
夏の空想を巡らせて 蝉の声を見る。 永遠に続くはずの青春が 過去になった世界の片隅で 私はただひたすらに本を読む。 ぼくはきみと見ていた 万華鏡に映る蒼い空 めくるめく変わる物語で 人はどれだけ生きて後悔するのか 信じれないものに蓋をして 好きな物だけ抱きしめて。 君の記憶が泣いている 涙は君を描く道具だ 君は溶け込んで行く 止まれ、と願っても結局は幻 同じ微笑みでまた息を吐く 止まれ あの日の言葉、反射してようやく解る 後ろに走れない私と僕は 座り込んだ君を、待ってる。 蝉の声を浴びて 落ちた血を数えながら 君の言葉を抱きしめたい。 21ページ前で泣いた 消えたはずの約束を思い出したからだ。
21ページ前の君 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1449.5
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-11-16
コメント日時 2019-11-26
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
ややありきたりなストーリーながらも、光るところがある作品と感じました。「蝉の声を見る」が特徴的で、本作の根幹を担っていると感じます。 ただ、やっぱり言葉の選択が安易なのではと感じます。 > 永遠に続くはずの青春 > 人はどれだけ生きて後悔するのか 辺りの文は手垢に塗れていて、言葉を選ばずに言うとチープな印象を受けます。 とはいえ、筆者の確かなセンスを感じる作品でありました。
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