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月明かりもない夜
「海が見たい」って言うから 真っ黒い浜辺を一緒に歩いた 波打ち際に突然座り込み 「ここから動かない そのうちいなくなるから」 とか言い出すきみを 思わず抱きしめたくなる 「じゃあ、どっちが先に立ち上がってしまうか競争しようか」 僕はできるだけ無邪気に 言うつもりだったのに 言葉にした途端 思わず嗚咽してしまった 月明りもない暗い夜だった 少しでも星空が広がっていれば こんな気持ちにはならなかっただろう きみは黙って僕の手をとった この手の温もりに どれだけ助けられたことだろう それなのにここまできみを追い詰めて 僕自身も、今更追い詰められている 「ごめん、もう帰ろう。」 それがきっと最後の言葉で きみは僕の前に現れなかった
月明かりもない夜 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1126.9
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-11-04
コメント日時 2019-11-04
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文