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ハートブレイク
風船が割れた未明の空に フィニッシュを告げるピストルの音 君を失くした世界に浸るなら 僕は明かりを消してしまうだろう 風船の紐は握っていたのに いつの間にかハサミで切られたよ 君の薬指にダイヤを添えて 鳴り止まぬ程の喝采を浴びる そんな夢を見た事もあったな 風船が割れた未明の空に スタートを告げるピストルの音 坂道を走る元気がないのは スニーカーを履き間違えたからだ
ハートブレイク ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 878.4
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2017-06-22
コメント日時 2017-06-30
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
私もまとまりのある良い作品だと思いますが 特に 「風船の紐は握っていたのに いつの間にかハサミで切られたよ」 このオチに対して最後のオチが弱いような気がしないでもないです。 短い詩でもいいのでまとまって読んでみたい気がします。
0初めまして。稚拙な作品を投稿してしまい、とても恥ずかしい思いでいっぱいです。ご指摘頂きました内容を前向きに受け止めて、今後の課題とさせて頂きます。有難うございました。
0田中様 ラストの下りは、心の揺れや焦りを表現したつもりでしたが、伝わりにくかったようですね。コメント頂き有難うございました。
0核となる比喩=表現は、風船が割れた音=フィニッシュを告げるピストルの音としていることです。日常生活においてピストルの音に対して馴染みはありません。強いて言うなら、徒競走の開始を告げるピストルですが、すぐに想像させられるのが、ピストルの音=何かを開始する音という構図であり、この作品の冒頭ではフィニッシュを告げる音となっています。 そのフィニッシュを告げられてから語り手は君を想い始めます。率直に読めば、君を失ったことへの想いですが、失うためには既に手に入れている必要があります。語り手は本当に君を手に入れていたのか、そんな疑問が浮かびます。 君を想い、風船が割れる音が今度はスタートを告げる音に変わります。これこそまさに徒競走の開始を告げるように語り手を駆り立てますが、最終連で語り手は走れないのです。なぜ走れないのかを「スニーカーを履き間違えたから」だと言い訳をするのですが、では、スニーカーを正しく履いていたら走れるのでしょうか。きっと、正しく履いていても走れないのでしょう。失意の念にあることをスニーカーのせいにすることで、語り手は何とかやり過ごそうとしている、そんな姿が目に浮かびます。何気ないオチですが、このオチには語り手のやりきれない想いを何かのせいにするしかないという、やり場のない想いが隠れながらも現れている表現だと捉えました。
0なかたつ様 反省すべき点の多い作品ですが、行間部分を埋めるような丁寧な解説を有難うございました。
0四拍子で進んでいく、歩行のリズムとでも言いましょうか。 二行ごとの整然とした連、そこに三行でふくらみを持たせた構成。 形や音の美しさに鋭敏な作者だと思いました。
0まりも様 コメント有難うございますm(_ _)m 良くも悪くも言葉の響きに拘る部分が多く、内容が追い付かない状況にあります。言葉の美意識だけに留まらず、中身で勝負出来るようにしないと、ファッション・ポエムで終わってしまいます。
0「坂道を走る元気がないのは スニーカーを履き間違えたからだ」 強い断定ですね。どんな「スニーカー」だろうと思います。 君の薬指にダイヤを添えてと言う詩行でも具体的にどんなダイヤかと言う事が分からないことで却って強く表現的な訴求力を持って居るのではないかと思わせる様な配置だと思いました。
0エイクピア様 私は、作品の中で説明する事をあまり好まないようです。それで、伝わり切らない部分が生まれてしまう場合もあるのですが、読み手にイマジネーションを感じて貰えるような作品を書きたいと思います。コメントして頂き有難うございます。
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