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終日の日差し
緩やかな婉曲、 川の周りを歩く人と人 は、輪郭が曖昧になってゆく 明るい日差しに 潰れた生きものの体が どくんと、跳ねたような 錯覚ふり返れば高いところに 窓がみえてあなたがみえて 風にのって潮の香りが 柔らかに神経を撫で る、飛込み台を 向こう岸の飛込み台を あなたも私も知っていたことに 意味をつけてはいけない ね、明るい日差しに 蠢めく生きものが死体を覆い 季節がまた、変わっていく
終日の日差し ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1603.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-10-24
コメント日時 2019-10-26
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
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エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
穏やかに暖かい日、川の近くのひなたにひしゃげているカエルの死体に一瞬気を留めたこと。最近の水害との連想からカエルにとっても災いだったなと思いましたが、しかしいずれ被災地外では忘れられてしまうので、この詩の読解もまたその記憶の影響を受けなくなっていくでしょう。それこそが壊滅的な打撃をよそに、季節はそれでも移ろうことを意味しているかもしれません。
0原口昇平 さま コメントありがとうございます。 その時々のできごとにより、影響を受けて詩の情景が変わることに、改めて気づきました。
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