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クガイ
地平線の彼方まで雲が連なる 雲の谷間から赤い光が立ち昇る 地獄の釜のようにごうごうと燃え盛り 業やしがらみがグツグツと煮込まれた その中へ、 飛行機がゆっくりとゆっくりと降下する 空の旅はもうすぐ終わる
クガイ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1536.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 9
作成日時 2019-10-13
コメント日時 2019-10-14
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 2 | 2 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 9 | 7 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.3 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.3 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.7 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.7 | 1 |
総合 | 3 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
雄大で面白い詩だと思いました。 飛行機旅行を思い出します。 簡潔で、必要な言葉が使われているように思いました。 僕が読んでいる時間を彩ってくれました、楽しめる良い詩だと思いました。
0黒髪さん コメント&お褒めいただきありがとうございます。 文を簡潔にまとめてしまう癖があるので、もう少し肉付けできるようになりたいと考えております
0すごく荘厳で想像的な表現が並んだあとの >飛行機がゆっくりとゆっくりと降下する は、現実へといきなり引き戻され、その落差は良い読感を生んでいる ただ、私が毎度こういう詩に言っていることを書けば、毎行空行を入れる必要はあるのだろうか。 空行で挟むのは強調の表現として常套だが、全てにやってしまったら意味がない。すべての音符にクレッシェンドがつけられた音楽みたいだ。なにか理由があって行なっているのではないなら、無闇に詩を長くするだけなのであまりよろしくないだろう。この詩ならそもそも文字数少ないのであまり気にならないとは言えど。
0クガイの意味が分からなかったので調べたら、この作品の場合「苦界」のことだろうか、わざわざカタカナ表記にした意図がうまく伝わってこなかった。この作品を読んで一番物足りなかったのは、ストレートな直喩レベルの表現に終わってしまっているところだった。つまり「下降する飛行機から見た雲の谷間が地獄の釜のようだった」という表現で多分この作品は要約されてしまう。 「地獄の釜」や「業」といった言葉を排除して情景をより丁寧に、徹底的に描写し、それでもなおかつ読者に「業やしがらみがグツグツと煮込まれた地獄の釜」を連想させる表現であったならば、つまりそれだけの想像力を喚起するような表現であったなら、読み手の読み方にも幅が出るし、作者が伝えようとしたことにもより迫力がでたのではないか。 その点、この作品では情景描写がうまくいかなくて結局観念的な言葉に逃げてしまっているように見えてしまう。それからさらに個人的な好みをいえば「苦界」や「地獄の釜」や「業」といったものはほのめかし程度でとどまっているほうが好きだ。
0渡辺八畳さん コメント&アドバイスありがとうございます。 空行を強調するところだけに入れた方がいいとのこと、とても参考になります 私の詩の場合、例えば「中へ、」という部分だけ空行にした方が良いのかなと思いました。 survofさん コメント&アドバイスありがとうございます。 苦界で合っています、確かにカタカナだと分かりづらいですね カッコいいかなと思ってカタカナにしてしまいました >ストレートな直喩レベルの表現に終わってしまっている >「地獄の釜」や「業」といった言葉を排除して情景をより丁寧に、徹底的に描写し、それでもなおかつ読者に「業やしがらみがグツグツと煮込まれた地獄の釜」を連想させる表現 完全に詩を書く上での私の課題部分です、皆様の詩を読んで表現方法を勉強します。
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