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とじる
海からも遠い海が 白んだ空をだいて ねむろうとしている メノウのような波 渚にとけていく泡たち たゆたっているのだ もう形もなくなって 色のけずれた海硝子の なめらかなかがやき だきとめたかった 欠けてしまったからだを 小さく、小さく、まるめて 原石の真珠 秘められたままでいい このまま眠るから
とじる ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2260.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 48
作成日時 2019-10-12
コメント日時 2019-10-20
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 29 | 24 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 5 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 6 | 3 |
音韻 | 3 | 0 |
構成 | 5 | 0 |
総合ポイント | 48 | 29 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 3.2 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.6 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.7 | 0 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0.6 | 0 |
総合 | 5.3 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
夜明け前の白んだ空と きらきら反射する海を想像しました。 上手くは言えないのですが、この詩すごく好きです。 素敵な作品、ありがとうございました
0心地よい潮の音楽が聴こえてきそうです。言葉と言葉のリズムと、音の波が、イマジネーションのさざなみのように、遠くでおどけながら、はじけているさまを連想しました。真珠は、どこか、地球のようです。
0すとんと心に落ちる作品でした。一行目の掴みが強いですね。 好きな作品ではありますが、とっかかりの無い作品だなと思ったのも事実です。 簡単な感想ですが、作者の顔がもう少し覗けてもよかったのかなと思います。
0最後の二行が特にいい。 連毎のイメージがゆっくりと繋がっていきまさに円環のように閉じていく。音韻も工夫されているのではないか。読み上げると、閉じていくはずの内容なのに豊かな拡がりを感じました。 読み上げて完成するような印象を抱きました。
0心に響きましたとてもよかったです
0とても良いです。綺麗だなと思いました。 アドバイスにはならないかもですが、気になったのは読点2つとその次の体言止めの行です。読み進める流れが読点でゆっくりになり、次の行でぴたっと止まります。 それが狙いなのかもしれませんが、ここまでの流れからすると敢えて止めなくてもいいかなと思った次第です。 大したこと書けなくてすみません。
0>坂灯 りつ さん 海は美しいですよね。磯は生物の死の集積地のイメージが強いんですが、砂浜は無機物とかが集まるイメージあります。 コメントありがとうございました。
0>yamabito さん 最後の連続と最後の一行はとても無難な感じですよね、この詩の中核をなしている場所ですのでもうすこしなったほうが良かったのかなあとも今になって思います。 いえいえ! アドバイスとコメントありがとうございました。
0>つむぎ さん 真珠は地球のよう! 嬉しいですね、全ては真珠のように閉ざされて眠るべきだ、みたいなことを考えていたので伝わったのかもしれないな、と思うと…… コメントありがとうございました。
0>左部右人 さん 一行目がんばりました!(当たり前か) 作者の顔が覗ければ、というご意見なのですが、左部さんのおっしゃる作者の顔とはどういうものなのでしょうか? 作者固有の文章構成のことでしょうか、それとも作者の思想といったものなのでしょうか? そこが少し気になりました(すいません)。 コメントありがとうございました。
0>帆場蔵人 さん そうですね、音にはわたしなりにこれがいいだろうという配置にしましたので、読み上げてようやく一つの作品であろうな、とはわたしも思います。 ガラスにうつる景色のように、あらゆるものは円環となって眠るほかあるまい、というものでしたので嬉しく思います。 コメントありがとうございました。
0>福まる さん ありがとうございます。わたしに共感関数が近いのかな、と思うと少し孤独感が和らぎますね。コメントありがとうございました。
0>追河 さん 流れを止める。なるほどそれは考えてもみませんでした。たしかに余分かも……。 アドバイスとコメントありがとうございました。
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