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棘
悲しいんじゃないよ 岩陰の透き通る湧き水が こんこんと溢れ出てくるんだ 今日の星空があんまり綺麗だから 顔をそらせなくて 家に帰ると炊きたてのご飯が あたたかかった 悲しいんじゃないよ あなたの凍えるほど冷たい棘も ただ痛かったんだ
棘 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1285.5
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2019-10-05
コメント日時 2019-10-05
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 3 | 3 |
総合ポイント | 7 | 6 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.5 | 1.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1.5 | 1.5 |
総合 | 3.5 | 3.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
短い中にも平易な言葉遣いの中にも、凝縮されたテクニック、書き慣れているがゆえの自作詩への確信が見えるように思いました。「あなた」が母親なのか、恋人なのか、それともまた違う誰かなのかによって、読解は違ってきますが、あなたとの関係性は決して良好ではない、それも密接であるがゆえの摩擦のようなものが存在すると感じました。一節一節は詩表現として優れていて、先に書いた摩擦を露骨に表したり、泣きわめいたりするように書いてはいない。それなのに最後の「棘」で、この摩擦がいかに話者にとって大きく重いものかを読み手に感じ取らせている。扱われているテーマが沈痛であるのに、詩としては美しく心地よい。なかなかの秀作だと思いました。
0stereotypeさんへ 実は投稿するかどうか迷ったのですが、短い中にも何か感じてもらえるものがあったようなので投稿して良かったと少しホッとしています。 あと秀作と評価してくださりとても嬉しかったです。 作品の内容に関してはどうやっても自分語りになりそうなので触れておかないことにします(笑) コメントありがとうございました
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