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赤い情熱を反対から見たら 薄暮れのような紫だった 冷たい床にそっと転がすと 惑いながら徐々に消えていった 真っ白な屈辱を下から見上げると つややかな金色だった ひとさし指ですっとなぞると 弧を描いてさらさらとこぼれ落ちた もう歌わないと決めた彼は 次の角を曲がることにした 亜麻色のドアには いく筋もの涙の跡 彼はすべての色を棄て 亡くした母の記憶を辿りながら 錆びたノブに手をかけて 長いあいだ立ち尽くしていた
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作品データ
P V 数 : 1453.0
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 2
作成日時 2019-10-01
コメント日時 2019-11-07
項目 | 全期間(2024/12/21現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 1 | 0 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 2 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
もう歌わないと決めた彼はどうして次の角を曲がることにしたのか。全ての色を捨てた彼とは何を意味して居るのか。亡き母の意味するものとは。意味が氷解すればわかる詩だと思いました。
0エイクピア さま コメントありがとうございます。 ありがちな言い方になるけれど、それは読者に委ねた形になるのかなあ。 ただ、展開がありふれているかな、と今では自分で思います。安直というか。 まだまだ、精進です。ありがとうございます。
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