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きみの言語
おれはおれの言語を持っている 他のどんな言語とも違う ひとりよがりの言葉だ だからおれがどんなに素晴らしい詩を綴っても どんなに哀しい物語を書いても どんなに感情的であったところで そんなところで 立ちすくむばっかりだ 誰も訳す術を知らない おれ自身も決して訳せない 他人はおれを読まず おれも他人を読まない 確かにおれは自分の言葉を持っている だがそれは時にさみしいものだ
きみの言語 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1333.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 7
作成日時 2019-09-29
コメント日時 2019-10-06
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 2 | 2 |
構成 | 2 | 2 |
総合ポイント | 7 | 7 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 1 | 1 |
総合 | 3.5 | 3.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初読して、「当たり前のことを感傷的に言ってるだけ」のように感じてしまったのですが、何回か読んでみて、そうじゃないのかもしれないと気づきました。 まず題名が素晴らしいと思います。「言語」のみでなく、本文中に登場しない「きみの」言語であるところに、この詩のストーリーの深みがぐっと増している。具体的に言うと、3000倍くらいになっていると思いました。 ただやはり、はんぺんさんの他の詩と比べ、「当たり前のことをそのままに言っている」という感覚が強く、この詩の深みにうまく入っていけない人も居ると思います。(まあ、だからこそ詩を描くことは孤独なのですが) 夕方に読んでいてとても心地よい詩でした。良い詩だと思います。
0ありがとうございます。 タイトルにはいつも悩んでおります。詩の文中から引っ張ってくることもあれば、一言で言い換えるとこうかなと作り出してみたり。客観的に見てすっと入ってくるように名付けるのは難しいです。 ...3000倍!
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