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ガス灯
まるでモノローグのような街並みで 僕は凍えそうになり一軒の古い料理屋に入った そこで出された肉の料理とタバコの煙 猫たちは街角で背中にネオンの光を浴びてこの世の不条理をあざ笑う 現実的になろうぜ 身体一つで生きて行くんだからな そっちの方がよっぽどフェアだ あてもなく街をさまよい人々の人生に勝手に入り込み、また入り込まれる この気狂い! 誰かが誰かに怒鳴っている。もしかしたら僕に向けられた言葉なのかもしれない 通りを挟んで少女が一人で立っている とても悲しそうな目つきをして 僕に気がつくと彼女はその悲しみを脇に追いやり媚態を晒す ピアノが弾けます。 その時頭の上のガス灯がともり出した 少女は娼婦だ 僕は手を引かれてモノローグの街を歩き出す
ガス灯 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1730.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 4
作成日時 2019-09-08
コメント日時 2019-09-14
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 4 | 4 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0.5 | 0.5 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
一読してとても散漫な印象を受けました。 情景描写と心情が交じりあった表現をされてるのだろうと察しながら読んでしまいました。察しながら読まなければならないということは、読み手からすれば無意識に引き込まれていくような読みが出来ないという。難解とは違います。難解なものとは引き込まれながらも再び読み返していくような反復を求められますが、本作では、その語句の一つ一つは平易なものとして読めてしまいます。読んだ印象を違った言い方をすれば、ジャンクなもの(誰かに一度目を通され捨て去られることに意味を置く儚いものの意)とも言え、良いようにも思えます。
0とても勉強になります。ありがとうございます。
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