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詩を書く人を目撃すること
あなたは僕を許すために、自分の腹に小さなナイフを突き立てたのか? ヤクザなシミが汗ばむシャツに広がって、ひざまずくが、あなたは死なない。脂汗を流し、そのままの姿勢で、耐える。そしてあろうことか、深々と祈りを捧げはじめた。 小さな僕にはわからない、きれいな言葉が聞こえてきた。
詩を書く人を目撃すること ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 2177.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 6
作成日時 2019-09-06
コメント日時 2019-09-17
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 0 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 1 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 6 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 3 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
タイトルに気持ちが入ってるなあと思いながら読みはじめたのですが、メタ読みを誘ってくる作品でありながら、メタファーが表層的、あるいは、メタを読ませようという作為的な感が強くあって、移入するのが難しい感がありました。
0自分でもこの詩がどっちに(どこに)転んだのか、あんまりわからないままでいるのが、一番いけない気がしてきました。今にしてみると、仰る通りの詩だと思いました。ある詩を読んだ時の衝撃を、なにか普遍的なところに持っていければと思ったのですが……。非常に勉強になるコメントを頂けてたいへん嬉しく思います。ありがとうございました。
0ご投稿ありがとうございます。 テーマが面白く思いました。あなたがなぜ自分の腹部を刺したのか、なぜ祈りをささげたのか、主人公の罪とはなんなのか、謎めいた内容がいいと思います。もう少し詳細を書いてほしかったとも思いましたが、謎めいたままに終わる本作もまた味があるとも思いました。
0コメントありがとうございます。大変励みになります。仰るとおりで、これは謎めいた詩です。ただし、ものすごく良く言えば。。 私は、テーマは絶対に間違いないと思っています。テーマはタイトルそのものです。しかし、技術的にどうしようもないため、記号に頼りっきりに書きました。さしあたって、僕の詩の技巧的なひとつの目標は、タイトルに恥じない詩をちゃんと書き上げることだと思っています。また何か別の形で挑戦したいです。
0死を掻く人を目撃すること、とのダブルミーニングですか(*´・ω・`)b 勝手に改変させてもらいますね(ぇ あなたはわたしを許すために、自分の腹にそのASDのナイフを突き立てたのか? 異質なシミが汗ばむシャツに広がって、ひざまずくが、あなたは死ねない。血のような汗を流し、そのままの姿勢で、悶える。そしてあろうことか、深々と祈りを捧げはじめた。 小さなボクにはわからない、きれいな言葉が聞こえてきた。 その言葉は慈悲か、憐れみの言葉か・・・ 失礼しました。
0なるほど……ありがとうございます!技巧的な部分でもそうですが、全体を通じて僕が書きたかったはずのものに一層近づいたという意味で、僕の投稿の改善になっていると思います。実際にその通りで、あの詩人は赤い血を流したりせず、死なないと言うより死ねない。ただ最後の一文は少しだけこだわりがあって、僕は全く表現できていないですが、人を許すために自分の腹を刺す人などいるはずがないのに、きっとそうだと信じこんでしまう、身勝手だけれども絶対的な救いの感覚を書きたくて、その「サビ」としての特別な位置が最終行だったのでした。 改善、大変勇気づけられました。勉強を続けたいと思います。ありがとうございました。
0わたしも、なるほど。と返して置きますね最終行の「〜聞こえきた」で終わってるにはそういう意味合いが強かったんですね。わたしの付け足しは完全に余計でしたね。申し訳ないです。 「小さな僕にはわからない」を単純に認識していました
0わたしが改変させていただいた文面の説明を少しだけさせてください。 あなたはわたしを許すために、自分の腹にそのASDのナイフを突き立てたのか? これの「あなた」と「わたし」は同一の存在としたのですが元の詩と照らし合わせた場合、意味合い的にかすってますか?
0最終行について、分らない詩を書いたのは僕なので、謝らせてしまって大変恐縮です。僕は非常に嬉しく思っており、今後も改善してもらえたらなあと思っています。 「わたし」「あなた」は当初の予定では別人のつもりでしたが、「あなた」を極めて身勝手に解釈しているという点で同一と言えなくもないと思っています。
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