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カーテンを開けたら
このカーテンを開けたら 私は何を思うんだろう 闇が町を覆っていて 悲しみに暮れるかもしれない 光が私を包んで 暖かな心に満たされるかもしれない この窓はいつも現実を映すから 私はカーテンを閉めていた 今こそ開けるとき そう明日への窓を 私開けるんだ 開けた途端 その高さにひれ伏してしまった ここは多分私が落ちるためにある そして私は にんまり笑って
カーテンを開けたら ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1860.7
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 29
作成日時 2019-09-01
コメント日時 2019-10-06
項目 | 全期間(2024/12/04現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 8 | 3 |
前衛性 | 1 | 0 |
可読性 | 11 | 9 |
エンタメ | 1 | 0 |
技巧 | 1 | 0 |
音韻 | 2 | 0 |
構成 | 5 | 0 |
総合ポイント | 29 | 12 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1.6 | 0 |
前衛性 | 0.2 | 0 |
可読性 | 2.2 | 2 |
エンタメ | 0.2 | 0 |
技巧 | 0.2 | 0 |
音韻 | 0.4 | 0 |
構成 | 1 | 0 |
総合 | 5.8 | 3 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
独白を主体とする作品は好みです。カーテンの開閉に心情を表されるところ、よくわかります。可読性に5点入れました。
0み う ら様 コメントありがとうございます。 深く読み取って下さり、嬉しく思います。 少し話はずれますが、今回のみうらさんの試み、素晴らしいと思います! ありがとうございます。
0落ちる瞬間をあえて書かない点が面白いと思いました。明日はなさそうなのに、あえて明日と書いている辺りが良いと思いました。
0こんばんは。とても妙ちくりんです。私ならいろいろ考える前にカーテンをあけます。カーテンをあけるから闇でも光でも見えるのであって(実際は光や闇は見えなくて、明るさや暗さが見えるのですが)、ともかく考えるより先にカーテンはあけるものです。それなのに、あけるまでに四連分も言葉を費やしてあけたあとのことを書いている。なんて無駄なことをしてるんでしょう。 と、感じなくもないですが、ひとには怖れや不安というものもあり、そのために躊躇して踏み出せないということがあります。そして踏み出すためには踏ん切りも必要な場合がある。とすると、この一連から四連が、《私》が行動を起こすのに必要な“ため”であって、“ため”があるから行動できるのだとしたら、無駄であるどころか、この作品の核になっているとも言えます。したがって“妙ちくりん”は撤回します。 ただ、以上のように読めば、この作品でもっとも味わえるのは四連目までで、それ以降は印象が弱くなる感は否めません。あるいは最初から結末(オチ)ありきの一連~四連ということであれば、些か残念でもあります。ちなみに一連~四連が“ため”でないとしたら、五、六だけで詩は、あくまでほぼですが成立するのではないかと思います。
0ふじりゅう様 コメントありがとうございます。 細かいところまで読み取って下さり、感謝です!!
0藤 一紀様 コメントありがとうございます。 こんばんは!! 初めてコメント頂くので、嬉しいです。 本当にその通りだと思います。 藤さんのコメントを通して自分の今回の詩を見ていくと、違う姿が見えてくるようで、情けなくもあります!笑 頑張ろう!と思えました。 ありがとうございます!
0こんにちは カーテンを開けるといえば、私の場合は 荒井由実の「やさしさに 包まれたなら」という曲を思い出しました。その曲では、カーテンを開けて 新鮮な空気や光を部屋に取り込むと、やさしさに包まれるというのが、「やさしさに 包まれたなら」なのです。この詩においても カーテンを開けるという具体的な所作のある詩は良いなあと思いました。 話はすこし変わるのですが、わたしの知人に 長年ひきこもりを経験した人がいます。その人は朝夕が逆の暮らしをしているので 部屋の入口を固く閉ざしている人です。 世の中には まったく部屋からでようとしない生き方の方がいることを、私の場合は この詩で連想しました。 カーテンを 開けるという 一見、さりげない所作ですが、この詩がもし 高層マンションの窓のカーテンを 開けるときの心境を書いておられるなら、そのあとにつづく事象は 言うのも苦しい事象がある可能性を 私は思いました。それは、心の冷え冷えとする事象だと いわざるを得ません。 そんなことを考えてしまった私は、つい 荒井由実の「やさしさに 包まれたなら」という曲のような やさしさに つつまれてほしいなと 個人的には おもったのです。
0引きこもりやってたときの心境まんまでウッとなりました なんとなくカーテンを開けたあと視線より上空をみがちなのもあり (引用) 開けた途端 その高さにひれ伏してしまった ここは多分私が落ちるためにある ここで足がヒュンとなる落差を感じました 好きです
0るるりら様 コメントありがとうございます。 やさしさに包まれたなら、有名なのでタイトルは存じ上げております! とても非常識なことですが、その事象「自殺」というのが、表現する上で敬遠されることもしばしばありますが、魅力を放っているのも否めないと自分は思ってるんです。 自分は現に自殺未遂をしているからかな、とも思ったんですが、元からそういう面が隣り合わせに心の側面に子供時代からあったような気がします… 話がそれてしまい、すみません。 温かいコメントありがとうございます。
0楽子様 コメントありがとうございます。 初めてコメント頂きますね!嬉しいです。 そうですか。そういったご経験があるんですね。私も以前は半分死んだように生活していたものですから、引きこもりの経験もあるようなものです。 嬉しいコメントありがとうございます。
0真実とかを知るときの躊躇いと結末を感じました。 ベタかも知れませんが扉の方が説得力あると思います。 カーテンは確かに考えずに開ける事が多い。
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