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シダの香り
深海は濁り 立ち昇った湯気が空を切り裂く 頬を掠め 時空を飛び越え そこに映っていたのは誰 強く大地にしがみつき ただ干からびるのを待つ それは実をつけることもできないさざ波 罪を洗い 言葉を沈め 絡みついた物語だけでも 風と風 その隙間を漂えるなら 翳の星を胸に抱えて歩き続けよう 脈拍は静かに轟き 奥の扉が目を覚ます 裸足で祈り 朝露を拾い集め 木洩れ日に照らし出されたのは誰
シダの香り ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1532.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 4
作成日時 2019-06-22
コメント日時 2019-07-01
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 4 | 2 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.5 | 0.5 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.5 | 0.5 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2 | 2 |
※自作品にはポイントを入れられません。
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0コメントしていただきありがとうございます まさに私自身のことですが 私の中にもう一人の誰かがいるような気がしてその人を感じながら書きました 草木染めをするために染料としてシダをお鍋で煮ていた時のことです シダが泳いでいる様を観察しながら白い湯気とその甘い香りに包まれているうちに全てが削ぎ落とされて、魂だけがぽっかり浮かびあがり、いままで眠っていた誰かが目を覚ましたような感覚があり、あれ?今の私って本当の私なの?と思いまして自分自身のことを振り返りながら書きました
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