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声
もしかしたら この声が届くんじゃないかと そんなはずもないのに ふと思いつく あれからどれだけ時が 経ったのかわからないのかと 馬鹿馬鹿しさに 自嘲さえ漏れる まだ覚えているあの日々 書き連ね繰り返す 記憶の連鎖 もういけないと 傷が深くなるだけと すべてを忘れてなかったことに もし楽になれるなら それでも伝えたい まだ愛してる 書き尽くしても 思いを持て余してる 次々溢れだす 感情の記憶が 頭に浮かぶままに 物語に仕立てあげた 読んだ他人は 少女漫画だと そんな風に綺麗なものなら 他の誰かと一緒になれば 永遠に忘れられる 浅はかにそう仕掛けたり 飲み込めない相手が違う そばにいる他の人に 憎しみさえ湧いて切り捨てた 映画のように色んなシーンが頭に次々と あなたの歯ブラシさえ どれにしようか迷ったり そんな私の頭を撫でたてのひらの 感触が蘇る 下手な料理やアイロンがけでなく この愛を覚えていてね たやすくいい女の人をつくっていても 別れ際にいたらなさをやんわりと 心に打ち込まれた杭の痛さを 忘れててのひらの温かさを覚えているから この胸に流れ出る映像は 悲しみをいっそう深め 楽しかった日々も刻んでいった 後生大事に抱えたままで 命が果てるとしたら せめて 声が思いが伝わっていますように 愛してた 声を届けたくて
声 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1278.3
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-06-22
コメント日時 2019-06-22
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 0 | 0 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文