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そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ
近頃は、 笹の葉があちこちでさらさらしてるので、私だってさらさら言ってみたかっただけです今日は、 朝から土砂降りで髪がくしゃくしゃしてやりきれないから、毛布かぶって学校なんか休んでしまえ全員って昨日は、 カットだけがうまくない美容師さんにブローされながら髪サラサラですねって、ブローの間だけなって心のなかで思ってるのよく知ってるし明日は、 今日みたくそれなりの風と雨になるでしょうどうせ雨女だしってそれ傲慢なんだって、知っていた?って言われることはないでしょう明後日は、 そんな気はさらさらないって口のなかでつぶやいて、素知らぬ顔してビールで飲み込むあなた肝臓は大事にねって言ったのに近いうち、 休みが取れたらお見舞いに行きます本当は飛んで行きたいけどなんて、思っていたって顔には出さない飄々としてるんだってよ私。嘘。
そんな気はさらさらないってつぶやく口のなかでだけ ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1614.8
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 20
作成日時 2019-06-15
コメント日時 2019-06-18
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 4 | 4 |
前衛性 | 2 | 2 |
可読性 | 3 | 3 |
エンタメ | 2 | 2 |
技巧 | 3 | 3 |
音韻 | 3 | 3 |
構成 | 3 | 3 |
総合ポイント | 20 | 20 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 1.5 | 1.5 |
エンタメ | 1 | 1 |
技巧 | 1.5 | 1.5 |
音韻 | 1.5 | 1.5 |
構成 | 1.5 | 1.5 |
総合 | 10 | 10 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
初出は即興ゴルコンダ(仮)2015.7.4です。タイトル=お題はこうだが出しました。
0梅雨の時期を描いた日常の詩として、音韻の楽しさと生活のあいだに漂う叙情がうまく合わさった作品だと思いました。 さらさらと乾いた笹の葉と土砂降りの雨の湿り気とが対比され、そのふたつの気候を揺れ動き、サラサラしたりくしゃくしゃしたりする私の心のような髪の毛。日常のぼんやりとした不満や不安やを抱えつつもふんわりとした気休めのポジティブで乗り切ろうと行きつ戻りつする、等身大の人間がいるなあと思いました。 ありがとうございます。
0なゆたさんだ! コメントありがとうございます。 > 日常のぼんやりとした不満や不安やを抱えつつもふんわりとした気休めのポジティブで乗り切ろうと行きつ戻りつする、等身大の人間がいるなあと思いました。 はい、これを書いた2015年の時点で私はとっくに学生ではないので厳密には等身大ではないのですが。笑。現実に50%ほど虚構を混ぜたくらいが私にはちょうどいいようです。常々、見かけ倒しのハリボテだなあと思っております。
0さらさら、してるな…。 嘘も…。 好いなぁ・・。 雨だって全然平気…。 なんて、 わしも云う気はさらさらないけど…。
0まろふにさん、はじめまして。 コメントありがとうございます。 好いなぁ・・って言っていただけてうれしいです。 私は店内装飾の仕事をしているので、この時期はいつも笹飾りと短冊のことを考えています。 今年のポエケットは七夕ですね。私は行けないけれど、きっとたくさんの出会いがあるんだろうなあと思っています。
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