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等しく立って
いつまでやっても どこまでやっても よしと言わず そいつは私をさいなむ やればやってまだやれと 出来れば出来て もっと出来よと おお裸木よ お前の中にもつき刺すささやきはあって 花咲き茂り 実を結んで 錦繍に飾られた衣裳を そっと脱ぐのか 来年はもっと見事に咲いて茂って実ってと はてしない夢の中にいるのか そして 私達は姉妹 あくことを知らず 希って望んで実行して ああ 年々に希いは大きくなるばかり まだ斧の音も聞こえるともない はかない安心感 木よ 私達はいくつの年輪の果てに 生々しい希いを負ったまま どのようにして倒れるのか 逆光に浮き立つおまえの前で 私はもてあます私自身を いま裸のおまえと 等しく立って
等しく立って ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1469.8
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投票数 : 0
ポイント数 : 0
作成日時 2019-06-15
コメント日時 2019-06-17
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 0 | 0 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 0 | 0 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
こんにちは はじめましてでしょうか? わたしは ここ最近「○○詩」と題した詩を書くのがマイブームなのですが、 この詩作品からうけた印象を、端的に表すとすると「歴詩」であるなと 思いました。歴史ではありません。歴詩です。 なぜかというと、まず 拝読していると一本の裸木が心の中に凛とそびえたっててくるのですが、そのあと まるで木のような人物像が うかびあがってきて、両者はまるで鏡の前で 座禅をする人のように思えました。「座禅詩」とも考えかのですが、「座」という漢字は 漢字の中に人の文字がふたつですが、人ではなく木という文字を入れ替えてみたのです。すると…… 「歴」であるなと おもったわけです。 大木のような歴史を 積み重ねたいものですね。 そんなことを想わせていただきました。背筋がのびました。読めてよかったです。
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