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喜ぶ人も悲しむ人も
「家族」が死んで悲しむ人はいる。 「お得意様」が死んで悲しむビジネスマンもいるかもしれない。 「ご主人様」が死んで悲しむペットもいるのだろう。 「友達」が死んで悲しんでくれる人だっているはずだ。 「ライバル」が死んで喜ぶ人もいるし 「上司」が死んで笑う人もいるかもしれないし 「嫌な奴」が死んでせいせいした人もまあいるのだろう。 そんな役割をした人がいなくなって、喜ぶ人も悲しむ人も。きっと少しは、何かしら心動かしてくれる。さすがに、そうだと思っている。 じゃあ どんな名前かは分からないけど 大樹でも真弓でも守でも なんでもいいけれども 自分という1人の存在が いなくなって 「あの人は家族だから」 じゃなくて 「都合の悪い上司だったんだ」 じゃなくて 一人の個人としての自分が死んで 悲しんでくれる人は居るのか。 喜んでくれる人は居るのか。 何か感じてくれる人は、居ないのか?
喜ぶ人も悲しむ人も ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1801.9
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 1
作成日時 2019-06-13
コメント日時 2019-06-16
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 1 | 1 |
平均値 | 中央値 | |
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叙情性 | 0 | 0 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0 | 0 |
構成 | 0 | 0 |
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※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
生涯をかけた問いなのだろうなと、 おもいました。 ただ、論理的に考えて 死んだら なにも 確認できないはずですから、この問いは けして 解決されることは、なさそうです。
0結構やさしい筆致で人の死、自分の死、総じて死ぬということに真向から挑んでいて好感が持てました。記号化されていない人の死、誰にとってもどんな人にとっても、どんな意味も持たない人(自分)の死とはどういうことかについて、叫ぶかのように問いかけている。この素材、もっと重厚にすることも出来たのでしょうが、そうしなかったことで却って目を引く作品になっていると思います。
0永遠の疑問かもしれませんね。
0大樹でも真弓でも守でも 具体的に名前を出しているのが良いと思いました。 単に一個の人間として、その人がいなくなった時に何かを感じるのって、 案外難しいかもしれません。
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