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現像
開けたばかりのピアスホールが化膿して痛い 真夜中のコンビニの看板はあかるい ニュースで通り魔の事件を見ると叱責されている気分になるのでチャンネルを変えたい きみからの新着メッセージ通知が待ち遠しい ぼくをぼくたらしめるアイデンティティが当たり前になっていくのがこわい 最終的に鋭利なカミソリで自己帰結を図りたい 閉館後のプラネタリウムできみと待ち合わせしたい 真っ暗で顔も見られない今なら言える本音とかそういうものを語り合いたい けれどもきみの顔が見られないのはちょっとさみしい くるしい、死にたい、消えたい そんな言葉でしか片付けられない そんなぼくの投げつける言葉が嫌い けれども言葉しかぼくにはもう味方がいない いま一時間でいいからきみと話がしたい
現像 ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1198.1
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 5
作成日時 2019-06-06
コメント日時 2019-06-07
項目 | 全期間(2024/12/22現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 2 | 2 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 0 | 0 |
総合ポイント | 5 | 5 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 1 | 1 |
前衛性 | 0 | 0 |
可読性 | 1 | 1 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0 | 0 |
音韻 | 0.5 | 0.5 |
構成 | 0 | 0 |
総合 | 2.5 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
拝見しました。 溢れる欲望と対象的に、主人公が実際に行動した様子がほとんど見られない所の異常性、異様な雰囲気がとても魅力的です。 ワード選びも静かで、暗い場面を選びながら陰鬱さはそこまで表れておらず、苦しい、死にたい、そんな言葉でしか片付けられない、という心情、一時間でいいから、君と話したいとする極めて若々しく、センチメンタルな人物像を思い描くことが出来ました。
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