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カナリア
世界が沈黙すればわたしが音になる 空中に投げ出された身体の音 軽蔑されても水仙は薫る 誰からも嫌われたわたしの歌が響く
カナリア ポイントセクション
作品データ
P V 数 : 1681.6
お気に入り数: 0
投票数 : 0
ポイント数 : 9
作成日時 2019-05-30
コメント日時 2019-06-02
項目 | 全期間(2024/11/21現在) | 投稿後10日間 |
---|---|---|
叙情性 | 3 | 3 |
前衛性 | 1 | 1 |
可読性 | 2 | 2 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 1 | 1 |
音韻 | 1 | 1 |
構成 | 1 | 1 |
総合ポイント | 9 | 9 |
平均値 | 中央値 | |
---|---|---|
叙情性 | 0.8 | 1 |
前衛性 | 0.3 | 0 |
可読性 | 0.5 | 0.5 |
エンタメ | 0 | 0 |
技巧 | 0.3 | 0 |
音韻 | 0.3 | 0 |
構成 | 0.3 | 0 |
総合 | 2.3 | 2.5 |
※自作品にはポイントを入れられません。
- 作品に書かれた推薦文
嫌われてしまった。空中に投げ出された。おそらく、作者自身は、無理やりにそういう境遇を我慢しなければならなかったのだと、そう思いました。美への思い入れが残っていると受け取れましたので、恐らく女性である岩垣弥生さんは、美しい歌が歌えるのだろう、と思いました。一人から、繋がっていくことへ、恐れなく、進んでいくことができる、困難な時代と、困難な自己の時間にこそ輝く、花を咲かせることが、待ち遠しく思っている人が、きっと近くにいるのかな、と妄想をたくましくしました。
0黒髪さま 読んでくださりありがとうございます。 世界から否定され、誰からも嫌われたものの歌はとてつもなく美しくあって欲しいと思います。ふと世界が沈黙したとき、その歌が響いて欲しいと思います。願望にすぎませんが。 あたたかいコメントくださり本当に感謝です。
0抒情が感じられました。これは音が実存的な拮抗を持っているからでしょう。「わたしの歌」は私の実存を外の世界と拮抗させているのだと思います。
0エイクピアさま 読んでくださりありがとうございます。 そうですね。一対一の関係で世界とわたしが対峙しているという構図から生まれた詩です。抒情を感じると言っていただき嬉しいです。 コメントくださり本当に感謝です。
04行なんですよね。 それで、音、匂い、空間、情感が盛り込まれていて・・・。 削ぎ落とされ余分な言葉がない美しさがあると思いました。 そして、声にならない音のようなものが、私の中で響きました。 詩の中の「わたし」が、あまりにも客観的だからでしょうか。 とても悲しくて美しい詩ですね。素敵です。
0佐久 乱さま 読んでくださりありがとうございます。 たった4行の詩ですが、短詩には短詩の良さ、難しさがあります。 わたしが世界を嫌っているわけではなく、世界がわたしを嫌っている、という客観が歌を悲しく美しくするのでしょう。 それを感じていただいて幸甚です。 コメントくださり本当に感謝です。
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